2019年 北海道電車紀行。~8/12編 その2~
名寄を出発して、旭川駅にて旧知のC氏と合流。
不要と判断した荷物を、クロネコにて家に発送して身軽になり、C氏の愛車で旭川駅を出発したところから始まります。
旭川駅を出発した私たち。
とりあえず、当麻鍾乳洞というところに行くことになりました。
観光地はC氏に一任していたのですが・・・。
C氏「らな氏、道民の私よりも北海道観光してるから、案内する場所がもう思いつかないんだ。」
そんな馬鹿な。
しかし、よーく時間かけて調べてみれば、まだ案内してない観光地が出てきたようなので、そこに行くことに。
今回、白羽の矢が立った「当麻鍾乳洞」ですが。
C氏「小学校のころ、遠足できたことがあるだけだから正直覚えてないwww」
・・・・・おっと。
どうやら、覚えてないから自分も行ってみようということで今回選んだらしいです。
まあ、私は間違いなくいったことがないので初見ですから、全然大歓迎ですね。
当麻鍾乳洞は、旭川駅から、2時の方向に20㎞弱進んだところにありました。
割とサクッと到着しましたが、駅から片道20㎞って、場所によってはお隣の県に突き抜けてますが・・・。
この時の私はそんなことに気が付いてません。
すっかり「北海道まぢっく」とう名の「距離感覚の麻痺」に・・・。
なんだかんだで信号とかほとんどないので、本州の20㎞とは比較にならないほどの速度で到着するので、割と問題なかったりしますが。
そんなこんなで到着です。
利用料金は500円。
サクッと支払って突撃。
私はスマフォカメラしか持ってないので、鍾乳洞内部の撮影は無理でした。
・・・おそらくきれいに映す設定とかあるのかもしれませんが、私はカメラに関しては「ド素人」なので、知識不足により無理だと思われます。
お察しください。
鍾乳洞内部は、僅か10分弱で出口でした。
まあ、500円の入場料や、地元小学校の遠足対象になるあたり、大体推測が付いてましたが・・・。
出口から直結のお土産屋さんで、何を買うか悩む方が長かったような気がするレベル。
・・・お土産屋さんも、色々ならんでいたわけではないですよ?
学校教室の2/3くらいのスペースに、たった一店舗。
スペースに比べて、老いてある品物の数が少なく、ちょっとものさみしい雰囲気。
とりあえず、当麻鍾乳洞に行ったというフラグは立てました。
誰かに紹介するとか、20年ぶりで短時間でこの辺で時間をつぶせる観光をとか、妙にニッチな理由がない限り、二度と行かない気がします。
つまらなかったということはないので、紹介してくれたC氏には感謝です。
「あれ? こんな短かったっけ?」
と、本人も苦笑いしてましたが。
特に行先もないので、お昼ご飯にすることにしました。
旭川のお隣、当麻町からは車で一時間以上かかりますが・・・C氏の地元、遠軽町へ行きます。
北海道の二大人気回転寿司店の片割れとか。(対抗馬:なごやか亭)
私的には、「とっぴー」も捨てがたいと思うのですが・・・。
室蘭で寄った「ちょいす」もクォリティが高かった。
北海道は、回転寿司激戦区なのでは!?
トリトンに到着。
トリトン自体は、北海道に来るたびに立ち寄っている気がしますが・・・大体どこも大混雑。
それもそのはず、札幌市内とか、北見市内とか、割とでかい都市でしかたちよってなかったのですから。
遠軽は、旭川と北見の中間地点にある都市ですが・・・決して大きいとは言えない場所であることが幸いしたのか、それほど混んでませんでした。
(混んでいる・・・一時間以上並ぶ。/混んでない・・・人は一杯いるけど座れる。)
あえてコメントをつけるまでもない、本州ではなかなかこの値段では口にできそうにない気がする美味しいお寿司の数々。
ウニとかイクラは、北海道で食ったらよそでは早々食べられません。
ウニに関しては、東尋坊近くのお店は美味しかったですけどね。
イクラは完全に北海道ですねー。
割と容赦なく食ったのですが、C氏に奢っていただきました。
その所為というわけでもないわけでもないのですが・・・年末にいつも鮭などの海産物を送ってもらい、こちらからは宇都宮の餃子とか、地元の新里ネギなどをおくっているやりとりを・・・いつもの倍の予算で発送しました。(12月10日頃のお話。)
・・・たしか、4~5000円分くらい寿司食ったので、これでやっと釣り合いが取れたのではないかと(汗
そのあと、遠軽の町にある、「太陽の丘」というコスモスがたくさんの観光地へ行きました。
エルしってるか?
・・・コスモスって漢字だと、秋桜って書くんだぜ。
要するに季節的に早すぎです。
基本入場有料なのですが、無料で出入りできました。
まー、この有様で入場に金とったら詐欺レベルですw
この時点でもういい時間だったので、私は宿へ向かうことに。
C氏とは明日も予定していたのですが、「案内してもらう場所が枯渇」という理由で、とりあえず今宵ネットでも探しながら、明日どこに行くかを画策し、必要があれば案内をしてもらうことにしました。
C氏の自宅はこの遠軽の町よりも旭川寄りで、私のこの日の宿は旭川とは逆方向の北見市の駅そばにあります。
遠軽から北見は割と距離がありますし、私は北海道パスで普通汽車乗り放題だったのですが・・・北見市駅そばの宿まで送り届けてくれたC氏には感謝を。
今日の宿は、「ホテルクラウンヒルズ 北見別館(旧ルビーホテル)」という所。
別館というだけあって、本館が歩いて一分の場所にあり、そこでチェックイン手続きをしないと入れません。
別館そのものの入り口に「カードキーチェック」があり、有効なルームキーを持ってないと別館に入れない構造になってます。
そして別館はロビーにスタッフが居ません。
恐らくもともとが「ルビーホテル」という独立したホテルだったものが、経営不振かなにかで「ホテルクラウンヒルズ」に買い取られて別館として運営されているのだと思います。
本館に比べて照明が少なく、場末のマンションみたいなコンクリート打ちっぱなしの壁なども相まって「人気のない不気味な建物」になってました。
不甲斐ないことに、ホテルの外観の写真は撮り忘れてしまいました orz
・・・でも、部屋はきれいでしたよ。
さて、晩御飯を食べないといけません。
北見の市街地をウロウロして探したいところですが、明日の予定を考える時間を多めにとらないといけませんので、手短に「近くで見つけたお店」に飛び込みました。
結論から言うと、満足度は低かったです。
一見美味しそうですが、味噌に癖がなさ過ぎて、投入したバターは多すぎたのでしょうね。
もうただの「バターラーメン」になってました。
その割にニンニクが多く、汽車で旅する身としては「やられた!」気分でした。
カウンターやテーブルに「すりおろしニンニク」が置いてあったのに、ラーメンには割と相当量のニンニクが既に投入済み。
間違っても営業とかを仕事とする人が、お昼に入ってはいけないお店です。
帰りにブレスケアを買ってすぐ飲みましたが・・・私は嗅覚が殆どダメなので、改善されたか、それとも全くダメか・・・が自分でわからないんですよね。
お店が飲み屋街にあったので、酔っ払いが〆に食うお店として流行ってているのでしょうか。
素面ではちょっと「次は立ち寄れないと強く記憶に刻まれてしまう」お店でした。
帰路で速攻でブレスケアと、明日の朝食のオニギリを購入、お店の外ですぐに開封して3粒口にしましたが・・・おそらく相当量のニンニクスメルテロをばらまいたと思われます。
そんなこんなで夕食も済ませてホテルに帰還。
今だけは、ロビーが無人であることをありがたく思いました。
部屋に戻り、ノートPCを開きます。
明日の計画を一から決め、それに合わせて乗る汽車のダイヤを確認して計画を立てないといけません。
本来、出発前に最低でもルートの骨子は立てる、慎重というより臆病な私が、前日の夜に翌日の予定を一から練るのはこの日が生まれて初めての経験でした。
(2輪で北海道に来ていた頃、天気次第で計画を変えていたことはありますが、それでも晴天と雨天時の、簡単な候補程度は組み立ててありました。)
こうなったのには理由がありまして。
短く言えば、旅行寸前に発覚した「8/13の宿泊予定」の宿からのドタキャンです。
12日は、この北見で一泊。
13日朝は、北見駅から稚内を経由して釧路方面に行き、釧路~根室の間にある「厚岸(あっけし)」という駅のそばで二連泊して、釧路(釧路湿原)、根室(根室半島、花咲線)、弟子屈(硫黄山、摩周湖)をしゃぶりつくす予定でした。
ですが、7月末当たり・・・出発10日くらい前になりまして、厚岸の宿から電話が。
曰く「じゃらん経由の予約と、直接電話の予約がブッキングしてしまったのでキャンセルさせてもらいたい」との事。
話を聞けば、重なった相手は九州からの団体客。
対して私は関東から来て、北海道パスを利用した一人旅で自由が利く身。
人のすることにはミスがあり、電話を受けた印象も悪くなかったので、キャンセルを快諾し、そのまま13日夜の宿を探しましたが・・・いい場所が見つからず。
そもそも、北見は「旭川~釧路」の間を結ぶ、「分岐もない一本線路の途中の都市」でしかありません。
再確認の為、北海道の路線図を再表示してみます。
お判りいただけたであろうか?(低音)
マイカーで旅行ならば、北見から行ける場所は少なくないのですが・・・汽車旅行だと、北見からは旭川方面か、釧路方面しかルートがありません。
明後日は釧路から根室の向かって花咲線を25%ほど進んだ場所にある「厚岸」で一泊する関係上、可能ならば釧路方面に進みたい所。
旭川方面は一応、観光しながら来たので戻るルートは想定してません。
しかし、宿がない。
厳密にはあるのですが、この一泊で「北海道紀行でかかった金額が2倍になってしまう。」ような、超高級旅館みたいなのしかないので問題外。
根室のグランドホテルが空いてましたが、15000円する上、以前宿泊したことがあり・・・エアコンがないことを確認しているので可能な限り省きたい所。
あれやこれやと考察した結果。
北見で二連泊が無難かつ、重たい荷物も置きっぱなしで身軽の旅行ができるということで、「ホテルクラウンヒルズ」には二連泊で予約をしてあります。
つまり、13日は北見を出発して、北見に戻れる場所で一日観光の計画を立てる必要があるわけです。
C氏も予定は開けてくれてますので、C氏に頼ろうとしたのですが・・・。
「微妙なところしか残ってない。」
とのこと・・・八方ふさがり。
しかし、そんな実りのなさそうなC氏との雑談の中からこんな情報が出てきました。
「留萌(るもい)線もいつ廃線になるかわからないからなぁ。」
SO★RE★DA★!
というわけで、13日の予定は、こうなりました。
留萌線は、上の北海道路線図でみると、旭川の少し札幌寄りにある「深川駅」から、海沿いの留萌市へつなぐ、行き止まりの短い路線です。(一番薄い黄色の線)
深川を出発して一時間ちょっとで到着する行き止まりの駅。
割と景色の良いローカル線らしいので、ワクワクしながらこの日は就寝です。
朝も早いですしね。
駅まで歩いて10分程度。
特急に乗るので、特急券も乗車券も買う関係上、余裕をもって駅にたどり着きたいですし、起きたら朝ごはんも食べ終わって時間を置き、ウォッシュレットトイレがある環境の内に出すものは出してすっきりしておきたいですし。
それらを考えると、特急の出発が06:46ならば、05:30には起きないといけません。
青春18きっぱーの朝は早い。
(私は北海道パスですが、似たようなもの)
翌日に続きます。
※夏の北海道紀行が書き壊らないうちに、年末年始に九州紀行をし、3月には「この夏の北海道紀行で急遽行けなかった路線」に乗る、ぷち北海道紀行を計画してます。
急いでこの紀行の記録を書き上げないと・・・どんどん未記録の旅行が積み上がってしまう!