2019年 北海道電車紀行。~8/13編 その3~

f:id:lunack:20200519164402j:plain

留萌から北見へ帰る時間表です。


 深川で留萌線から函館本線に乗り換えました。

深川~旭川は、特急カムイです。

勿論、自由席です。

 

f:id:lunack:20200521094614j:plain

旭川行きの特急カムイ、入線です。

 

乗り放題である北海道パスを使って旅をしていると、時々やむなく乗る特急が快適過ぎて笑いが止まりません・・・。

乗り心地とかは正直微妙です。

あんまり線路事情が良くないと思われる路線を100㎞近いスピードで走るので、これに関しては各駅停車の鈍行の方が余程乗り心地はマシだと思ってます。

が、シートの質とか、シートピッチの広さによる足元の快適さとか。

後はトイレですね・・・汽車に乗っているのに洋式トイレ安定っていうのは素晴らしすぎます。

最後に・・・鈍行好きの私でも、やっぱり景色が飛ぶように流れていく特急は、車窓の景色が気持ちいです。

ましてやこの時、留萌線あたりからの晴天が継続していて素晴らしい景色だったもので。

 

f:id:lunack:20200521095414j:plain

f:id:lunack:20200521095427j:plain

f:id:lunack:20200521095440j:plain

f:id:lunack:20200521095454j:plain

深川を出発して、納内駅までの間の田園風景。

深川~旭川間は、19分で到着するのであっという間でした。

ただ・・・乗るときは時間をよく見てなかったのですが、深川駅に到着した時点で10分以上遅れてたみたいなんです、この特急カムイ。

なので、旭川駅では向かいのホームに止まっていた快速北見行の汽車には走りこむレベルで乗り込んだので、旭川駅の様子は撮影されてません。

旭川駅出発の時点では立ち乗りだった為に、出発時のホーム風景の撮影もままならず。

 

故に次の写真は、割とそこそこ(一時間弱?)走って到着した、上川駅となります。

 

f:id:lunack:20200521100008j:plain

上川駅ホームにて、旭川より乗ってきた快速北見行のキハ。

f:id:lunack:20200521100109j:plain

上川駅にてすれ違いをした、旭川行きの普通汽車であるキハ。

f:id:lunack:20200521100218j:plain

上川駅看板と、ホームから望む周囲風景。

f:id:lunack:20200521100333j:plain

ホームから除く駅周辺の様子。石炭でも乗せてた貨物列車でしょうか?

f:id:lunack:20200521100439j:plain

旭川遠軽を結ぶ普通列車、キハ。

f:id:lunack:20200521100626j:plain

上川駅看板と、乗ってきた快速北見行。 旭川側の隣駅は「東雲」と書きますが、「しののめ」とは呼びません。

f:id:lunack:20200521100758j:plain

乗ってきた、快速北見。色違いですがこの車両もキハです。番号は車体番号・・・シリアルナンバーになります。

f:id:lunack:20200521100903j:plain

跨線橋と、追加されたらしい大きな看板。恐らく小さく書かれた海外語が、看板設置の最大の理由と推測。とにかく海外語があちこちで聞ける旅でした。

f:id:lunack:20200521101022j:plain

跨線橋の向こう側・・・駅舎から一番遠い線路の様子。かつては賑わいのある駅だったのだろうと推測されます。

f:id:lunack:20200521101137j:plain

乗ってきた快速北見行車両の顔です。 その向こうに見える、上川の集落がない方の景色が雄大で素晴らしい。

f:id:lunack:20200521101231j:plain

上川の駅舎です。集落、駅共に質素ですが、駅舎があり、跨線橋があり、すれ違いができる複線になっていて、有人駅というだけで、十分立派な駅ですよね。

f:id:lunack:20200521101421j:plain

跨線橋の下から望む、旭川方面の線路。夏の日差しも相まって、良い絵だと思います。

この駅では、15分くらいの停車が予定されてました。

すれ違いだと思っていた遠軽からのキハ(白に緑ラインの汽車)が出発しても時間がまだあるので、多めの休憩を兼ねているのだと思ってました。

この先は、廃駅が相次ぎ、日本でも屈指の「駅と駅の間が長い区間」がありますしね。

しかしこの後、他にも理由があったことが判明します。

 

f:id:lunack:20200521102842j:plain

特急大雪の入線です。

これ以上は、動画に切り替えたために写真はありません。

通過ではなくて停車をしていきました。

どうやらこれを待っていたようで、大雪の停車と共に「まもなく発車します」とのアナウンスが。

そして、上川で数名降りたのか・・・まさか北方向に帰る特急に乗る人はいないと思いますが・・・乗客が減っていて、普通に座れるようになりました。

これで、移動中も撮影ができるようになります。

何より、足腰が回復します・・・割と切実でした orz

 

f:id:lunack:20200521111445j:plain

白滝駅。

f:id:lunack:20200521111526j:plain

白滝駅舎。立派です。

上川駅の隣が白滝駅です。

隣といいつつも廃駅が相次ぎ、上川駅からの距離はなんと40㎞弱もあります。

上白滝駅旧白滝駅、下白滝駅・・・と白滝シリーズが4つもあったのに、この白滝駅以外は廃駅となってしまいまして、このような結果に。

 

旧白滝駅には、通学に汽車を使っていた女子高生が卒業するまで駅廃止を待ったという美談が、つい最近ありました。(2016年)

https://rocketnews24.com/2016/03/25/727707/

国鉄と違い、利益が出ないことは極力避けて利益を追求しないといけない民間企業のJRとはいえ、これは素敵な判断だと思います。

 

駅まで車で15分っていうのもなかなかの距離ですね。

・・・私の田舎は、最寄りの駅まで15㎞ありましたからいい勝負ですが。(違)

 

しかし、さすがに40㎞も走って山の中に入ると天気が変わりますね。

上川駅は晴天だったのに、白滝駅ではもう曇天です。

そして、白滝駅を出発。

上川駅~白滝駅程ではありませんが、白滝駅~丸瀬布駅も結構距離があります。

少し眠るかなー・・・っと目を閉じました。

 

 

f:id:lunack:20200525143804j:plain

遠軽駅

ゆっくりした結果がご覧の有様だよ!

丸瀬布駅を寝過ごして、スイッチバックの折り返し駅である遠軽駅まで寝てました。

汽車が完全停車して、周りの人が停車時間に外の空気を吸うために立ち上がっても目が覚めず。

スイッチバックなので、シートのリクライニングを動かして進行方向を変え始めた音でやっと覚醒。

f:id:lunack:20200525144742j:plain

遠軽駅から一歩出た所で撮った写真。駅舎には階段上らないとな入れないので、やや俯瞰したアングルになってます。

f:id:lunack:20200525144906j:plain

遠軽駅に停車中の、乗ってきた快速きたみ。

f:id:lunack:20200525144951j:plain

遠軽駅ホーム。この旅で遠軽駅に来る者これが最後。

f:id:lunack:20200525153350j:plain

同じく最後の、瞰望(がんぼう)岩。

f:id:lunack:20200525153425j:plain

瞰望岩をちょっとズームアップ。曇天で暗くて見晴らしががが。

12分ほどの停車時間を経て、遠軽駅を発車しました。
こういう停車は気分転換になって本当に良いですね。

同業者(笑)が多いのか、単に観光客だらけなのか、暇なのか・・・大体、「大撮影大会」になりますがw

f:id:lunack:20200525153659j:plain

常紋トンネル突入寸前の後方。

f:id:lunack:20200525153751j:plain

常紋トンネルを抜けた直後の後方。

f:id:lunack:20200525154727j:plain

常紋トンネルが遠くなる。

f:id:lunack:20200525154902j:plain

留辺蘂(るべしべ)駅の看板。反対側の窓なので車内から撮影。

f:id:lunack:20200525154949j:plain

留辺蘂駅の駅舎から遠い方のホーム。間違いなく、国鉄時代から残ってそうなアーケード。

留辺蘂駅までも、安国、生野、生田原、西留辺蘂などの駅がありましたが、既に3回目なので撮影をさぼっていた様子。
まあ、最初から「すべての駅を撮影する!」と意気込んでいたわけではありませんし。

留萌線は駅も少ないですし、廃止の可能性があって次はもう乗れないかもしれないので頑張って撮影しましたが。

 

f:id:lunack:20200525155425j:plain

「そこに、愛はあるのかい?」(古)

等と言っているうちに、汽車すっかり市街地に入ってきました。

そんなこんなで。

f:id:lunack:20200525155525j:plain

北見駅。帰ってきました。

f:id:lunack:20200525155600j:plain

三時間半ほどお世話になった、快速きたみ。

特急ではないので、跨線橋を超えないと改札をくぐれません。

まあ、北見のホテルは連泊なので、大荷物は宿に置いてきて身軽ですから、全然平気ですけどね!

 

さて。

珍しく、18時台に宿がある目的の町へ戻れました。

且つ、外食が可能なそこそこ大きい都市、北見市です。

これは夕食を堪能するしかありませんね!

 

そんな訳で、前日お世話になったC氏に、北見での定番豪華ディナーを聞いてみました。

「味覚園が焼き肉としては一番かな。営業所いっぱいあるけど超有名人気店だから難しいかもしれない。」

地元の人の意見は大変貴重です。

とりあえず検索して3か所ほど候補が出てきたので巡ってみましたが・・・。

f:id:lunack:20200525160018j:plain

味覚園が入っているビル。 ここが最後の勝負所だったのですが・・・敗退。

C氏の言う通り、予約必須のお店のようです。

行きずりの旅人には敷居が高かった・・・。

仕方がないのでさまよってお店を探します・・・が、昨夜の二の舞はなんとしても避けたい!(ラーメン)

味覚園を探しているうちに、体がもう「焼き肉モード」になってしまったので、最悪居酒屋でジンギスカンも辞さない覚悟で北見の繁華街を彷徨います。

 

30分ほど、あっちこっち彷徨ってみたのですが・・・予約が必要なお店は大体一杯。

食べ放題が多いのか、席が空いていても「一杯です」と断られてしまうことが多い感じ。

・・・だんだん気持ちがヤサグれてきたところで、良さそうなお店を発見。

ガラス張りの店内では、奥のおひとり様カウンター席が空いているのを確認。

思い切って突撃。

 

受付のおねーさん「いらっしゃいませ! ・・・ご予約の方でしょうか?」

私「いえ、飛び込みですが・・・一人だけなんですけど、空いてませんか?」

おねーさん「あー・・・、確認してまいりますので、少々お待ちくださいませ。」

 

・・・ここも予約か!

待つこと2分ほど。

あまり背の高くない、でもしっかりとこちらを見てまっすぐにやってくるおじさんが登場。

 

おじさん「一名様でお越しいただいた方でよろしかったでしょうか?」

私「あ、はい、そうです。」

おじさん「大変申し訳ないのですが、座席は空いているものの、食べ放題のお客様が大変多い為、一部のメニュー限定でよろしければご案内できますが、いかがでしょうか? 何かご希望はございますか?」

私「それなら、ジンギスカンとか、ステーキ系のお肉とご飯が食べられれば最悪大丈夫です。」

 

申し訳なさそうな表情から、一転笑顔になるおじさん。

 

「ありがとうございます。それでしたら、当店自慢の満腹ジャージーセットがご提供可能でございます。如何でございますでしょうか? ご飯はお代わり自由でございます。」

・・・交渉が成功した瞬間である。

 

f:id:lunack:20200525161327j:plain

さいころステーキとジンギスカンの両方が楽しめる満腹ジャージーセット。

私はアルコールは全くダメなので、飲み物は、コーラに変更してもらいました。

そして実物が登場。

f:id:lunack:20200525161959j:plain

満腹ジャージーセットの登場です。

おおう、美味しそう。

どっちにしろ、ある程度の大枚ははたくつもりだった物の、けっして裕福な旅ではないので、結果良い落としどころだったのではないかと思ってます。

米食いなので、ご飯食べ放題は非常にうれしい!

5杯くらいお替りしましたw

やっぱり北海道で食べるジンギスカンは違いますね。

プラシーボ効果なのかもしれないけど、絶対美味しいと思う。

タレもいい味してて、肉の下に敷いてある、もやしも玉ねぎも味が染みて美味しい!

大変満足致しました。

 

「混雑時に無理逝ってすみませんでした、ありがとう、とてもおいしくて満足しました。」

と、おねーさんに伝えたら、終わり間際にさっきのおじさんが出てきたのでおねーさんが呼び止めてこちらに登場。

改めて、おじさんにもお礼と美味しかったことを伝えました。

そしたら、なんと店長さんだったことが発覚。

大変感じのいいお店で、味も満足。

食べ放題のお客さんが本当に一杯、それでいてあちこちから追加オーダーが飛んでいて、フロアスタッフの皆さんがテンテコマイしてました。

私が食べている間に、品切れになったメニューがあった程。

そんな状態でも受け入れてくださったことには本当に感謝。

北見に来たら、また立ち寄ります! と約束てお店を後にしました。

 

f:id:lunack:20200525162728j:plain

モーズ と読むそうです。

f:id:lunack:20200525162800j:plain

頂いた名刺。住所見たら、会社の持ちビルなんですね。

牧場直営レストランですか・・・不味い要素が何一つないぢゃないですか!

 

北見での最後の夜を素敵な思い出にすることができました。

牧山店長、ありがとうございました!

 

美味しいお肉をおかずに山ほどご飯を食べて大満足。

軽く火照った体を夜風で冷やしながら宿に帰ります。

明日の朝の出発は割と余裕があるので、今日の内から明日の朝ご飯を買うようなことはしなくても大丈夫です。

夕ご飯も終わりましたから、夜中に飲む水分だけ確保すべく、コンビニでジャスミン茶を確保。

 

f:id:lunack:20200525163834j:plain

連泊した、ホテルクラウンヒルズ北見。こっちは私が利用した別館ではなくて本館。

さて、このホテルの事をさっぱり書いてませんでしたのでここで紹介します。

元々は違う名前のホテルを、クラウンヒルズ北見が買い取り、別館としたのが、私の利用したホテルのようです。

別館の名に恥じぬレベルですぐ近くにあります。

・・・が、昨日チェックインするときに持っていたスーツケースレベルの荷物を抱えていると割と重労働レベルでちょっと嫌かも位の距離。

複数人数ならば、誰かに荷物版をしてもらい、身軽でチェックインがいいかもです。

 

別館には人が居らず、チェックインしてカードキーを貰ってないとそもそも別館に入れません。40秒も歩けば本館ではありますが、チェックイン後、また別館まで移動しないといけないと思うと・・・・・割と気が重いです。

あと、安かったので文句はないですが、決して駅から近くはないです。

10~12分歩かないとダメなので、この日の朝は小雨が降っていて気が重かったです。

 

本館でチェックインし、カードキーで別館に入りますが・・・。

壁はコンクリート打ちっぱなしのデザイン。

ロビーは無人

TVは付けっぱなし。

アメニティや浴衣、雑誌や新聞は勝手に持って行ってください状態のセルフサービス。

省エネ志向なのか、ロビーを含め、照明は半分以上消して会って全体に薄暗い。

 

・・・非常に不気味でした(白目)

 

特に、この日に洗濯をしたのですが・・・コインランドリーの場所!

廊下の電気は2割程度しかついておらず、足元もおぼつかないレベルの暗さ。

窓と反対側には部屋の入口のドアが並んでますが、部屋番号も表札もなくて何の部屋だかわからない為により一層不気味。

階段やエレベーターを誰かが利用すると、振動からくる変な音が、洗濯中の私の心臓を鷲掴みします。

挙句の果てに、コインランドリーは100円玉しか受け付けない・・・のは、普通ですが、両替用の自動販売機がこのホテルの建物に存在しません。

ホテルの外に出れば20mほどで古めかしいコーラの自動販売機がありますので問題はありませんが・・・ホテル自体がオートロックシステムなので、カードキーを持ってこないといけません。

あと表に出ますから、リラックスできる部屋着状態ではさすがに恥ずかしいので着替えが要ります。

止めに、その外出着も洗濯するつもりだったので、洗濯物も回収して部屋に戻り、着替えてカードキー持ってロビーに移動し、外に出て自動販売機でジュースを買って両替し、それからやっと洗濯に入れるという・・・なんとも面倒な形でした。

とにかく人の気配が全くなくて、なかなか不気味です。

コインランドリーから戻る最中に曲がり角で、別の宿泊客のアベックと出会ってしまい、リアルで悲鳴を上げてしまいました。

相手の方の彼女も金切り声を上げてました。

 

でも安いですし、コインランドリーで順番待ちをしないといけないような状態とは無縁なので、私的にはまた機会があれば利用することになるでしょう。

 

部屋は狭くもなくきれいで問題なかったです。

トイレはウォッシュレットでしたし、何よりユニットバスにしては珍しい、「湯温を維持したまま止水できるカラン」が付いてました。

電気を消して布団に入ればたいへん静かで、ぐっすり休めましたしね。

 

おっと、6000文字突破しました。

この日は、連泊の二日目なので、洗濯が終わった服も含めてスーツケースに整理して詰め込みます。

明日の朝は最後のチェックをノートPCで行えるように、ノートPCだけは出したままにしました。

スマフォ、タブレット、KindlePaper、モバイルバッテリー類も充電して就寝です。

寝たのは確か、22時半くらいだったかと。

 

8/14日編に続きます。