2019年 北海道電車紀行。~8/13編 その2~

もう、この度が終わってから9か月が経過してしまいました。

急いで仕上げないといけませんね・・・。

 

さて、8/13の午前中。

留萌線を制覇すべく、有料特急オホーツクに乗って北見から深川まで来て、乗換駅である深川で汽車を降り、駅の外に出たところからです。

 

一応、留萌駅へ向かうタイムスタンプ、貼っておきますね。

 

f:id:lunack:20200129114439j:plain

 

通常ならば、約一時間を深川駅周辺で潰してから留萌行の汽車に乗るだけ。

ただそれだけの話ではありますが。

 

写真を撮ってませんでしたが、深川駅の駅舎の中だったか、外のロータリーだったか・・・壊れた時計があったのですよ。

その時計が、ちょうど見た時に「11時 14分」位を指していたのですね。

ここで私は見事な早とちりをします。

 

「あれ? ここから留萌へ出る汽車って11時10分発だったはず・・・。」

「もう時間が過ぎてる!?」

深川駅に到着した後、駅のホーム撮影中に見送った一両編成の汽車、あれが乗る予定だった記者だったのか?」

「次の留萌行の汽車は・・・13時24分発。帰りは16時17分留萌発になり、深川からまた特急に乗らないと北見に今日中に戻れない・・っていうか最終列車だ。」

「その場合、北見着は22時04分で、就寝は恐らく24時。連泊だからってバッグの中身の整理を殆どやってない。明日は早いのに睡眠時間が十分に取れない」

 

違う時計を見たり、時刻表アプリを開くならば携帯の時計を見ればいいのに、先ほど見た「時間が狂ったor止まっている時計」の、11時14分を信じてどんどんテンパっていく私。

 

挙句の果てには、深川駅ロータリーに居たタクシーに、「留萌駅までいくらかかりますか?」と尋ねる始末。

尚、帰ってきた答えは・・・。

「2万円近くはもらうようだねぇ。」

 

鹿型無いので、駅から離れて大通りのバス停を探すために歩き出し・・・。

20分ほどかけてバス停を見つけ、携帯で時間を確認した時に、正しい時間に気が付きました。

大間抜け、ここに極まれりです。

 

留萌駅は、到着即折り返し汽車にまた乗り込むプランなので、飲食物を買う余裕があるかどうかわかりません。

せっかく駅からそこそこ離れた場所まで歩いたので、帰路のセイコーマートで飲食物を買い込みます。

 

さっきまではテンパってたのでほとんど景色を見てませんでしたが、ここにきてやっと風景を見る余裕ができました。

 

f:id:lunack:20200519152628j:plain

深川駅前ロータリーを駅舎前から望む。勘違いした時計は、映っている時計ではありません。

f:id:lunack:20200519152730j:plain

倒木を利用したと思われる駅名看板。味わい深いですね。

 

一通りテンパって、正気に返って買い物をしつつ戻れば、汽車出発まで15分というところでした。

ちょうどいい時間つぶしだったようです・・・もう一度体験しようとは思いませんが。

いやぁ、本当に嫌な汗かきました。

 

f:id:lunack:20200519152934j:plain

留萌線を走る、安定と信頼の「キハ」型。二両編成でした。

f:id:lunack:20200519153113j:plain

深川駅の看板。

留萌線は、この深川駅が起点で、留萌駅が終点となってます。

そして、函館本線の駅でもあるのでこのような表記になってます。

納内(おさむない)が、函館本線の、旭川方面。(私がやってきた方向)

妹背牛(もせうし)が、函館本線の札幌方面。

北一已(きたいちやん)が、留萌線の次の駅。

 

難読駅名ばっかりやん!!

やるな、北海道!(知ってた)

 

そんなこんなで、留萌駅向けて出発です。

廃線の噂があるから、次は来れないかもしれない覚悟で堪能するのです。

 

(この年の11月26日に、存続は難しいという明確な意見が新聞にて発表されてます。)

https://archive.ph/jhWYB

 

f:id:lunack:20200519155240j:plain

最初の駅、北一已(きたいちやん)駅。

f:id:lunack:20200519155332j:plain

三つ目の駅、石狩沼田駅

f:id:lunack:20200519155410j:plain

石狩沼田駅ホームにある、「名所案内」の看板が哀愁を誘う。

f:id:lunack:20200519155526j:plain

四つ目の駅、真布(まっぷ)駅。

f:id:lunack:20200519155605j:plain

歴史ある・・・というか、歴史しかなさそうな真布駅の駅舎。

f:id:lunack:20200519155653j:plain

五つ目の駅、恵比島駅のホームと駅舎。

f:id:lunack:20200519155745j:plain

恵比島駅の看板。

f:id:lunack:20200519160328j:plain

恵比島駅舎。 なんか明日萌駅とか看板がかかっている。

謎の、明日萌(あすもい)駅という看板ですが、平成11年のNHKドラマ「すずらん」で、架空の駅「明日萌駅」としてここが撮影現場になったとのこと。

その事を記念して残されているのでしょう。

https://hokkaido-travel.com/spot/visiting/ho0021/

f:id:lunack:20200519160730j:plain

恵比島駅舎となりには、車両を改造したトイレ(多分)がありました。

 

 

ここまでは、見事な田園風景のど真ん中をまっすぐ突っ走る感じでレールが敷かれてます。

が、恵比島駅を超えると小さいながらも峠(恵比島峠)超えになり、左右にうねって距離を稼ぎながら峠を上っていき、トンネルをくぐると下り坂に入ります。

峠を下り始めると見えてくる「峠下駅」。

f:id:lunack:20200519160824j:plain

峠下駅。文字通り恵比島峠を降りたところにあります。

f:id:lunack:20200519160956j:plain

済んだ空の青、草木萌ゆる緑、ローカル線路の茶色。 素敵なコントラスト。

 

f:id:lunack:20200519161124j:plain

幌糠(ほろぬか)駅。立派な駅舎です。(宗谷本線にて洗脳済み)

f:id:lunack:20200519161232j:plain

駅は寂れてますが、天気が良く、緑が映え、周囲に民家が結構あるので、宗谷本線みたいな寂しさはないですね。

f:id:lunack:20200519161438j:plain

藤山駅舎。使われなくなった列車の流用じゃないだけマシ?

f:id:lunack:20200519161348j:plain

藤山駅。すんなり読める駅名が珍しく感じてしまう、北海道汽車旅あるある。

f:id:lunack:20200519161542j:plain

藤山駅周辺も、民家がそれなりにありました。廃屋みたいな感じはしなかったですね。

f:id:lunack:20200519161736j:plain

大和田駅。 駅舎も何もなくホームだけでした。ここで一名降りましたが・・・どうみても、鉄オタでした。

 

まったりとした進行の汽車に揺られること約一時間。

留萌駅到着です。

f:id:lunack:20200519161921j:plain

汽車の中から、留萌線終点を望む。

f:id:lunack:20200519162000j:plain

ホームから線路止め方向を望む。

f:id:lunack:20200519162848j:plain

乗ってきたキハ。また帰りも乗るわけですが。

f:id:lunack:20200519162928j:plain

留萌駅ホームの看板。

折り返し運転での出発までは、11分ほどあります。

深川駅で飲食物を仕入れてはありますが、何か食べるものはないかなーと改札をくぐってみました。

この辺、北海道パスは優秀ですね。

改札出入り自由というのは素晴らしい。

 

f:id:lunack:20200519163112j:plain

留萌駅待合室の片隅に立ち食いソバ屋を発見。

f:id:lunack:20200519163150j:plain

値段表。

これは食べるしかありませんね!

f:id:lunack:20200519163248j:plain

かき揚げ蕎麦が現れた!

普通の立ち食いソバでした。

でも、こういう汽車旅とか遠距離ドライブとかで、見知らぬ土地で食う立ち食いソバってなんでこんなにおいしいんでしょうね。

同じものを専門学校の学食で食ってた時は「不味すぎワロタwww」とか言ってたのに。

 

時間制限がありますので、火傷しないようにかっ込みまして、駅舎の外へでてみました。

 

f:id:lunack:20200519163609j:plain

留萌駅舎。どうみても国鉄時代から変わらぬ建物の様子。

留萌市自体は、車や二輪で北海道に来た時には立ち寄っているんですよね。

札幌から海沿いにオロロンライン通ると近くを通過しますし。

しかし、汽車でここまで来たというのが実に感慨深い。

同じ場所でも交通手段によって到達にかかる手間が変わります。

それ故の違いなのでしょうか・・・いえ、留萌線は近いうちに廃線になるので、その前に乗ることができたというが大きいはず。

ここも、いつか写真や思い出の中にしか残らない場所になるのかと思うと残念ではありますが仕方ないですね。

 

そろそろ汽車の出発時間になるのでホームへ戻ります。

たった一時間の行程とはいえ、万が一座れないようなことがあっては・・・まあ、ありませんけど(断言)。

 

f:id:lunack:20200519164402j:plain

留萌駅からの帰りの旅程です。

北見では、昨日今日と連泊になってます。

深川から旭川だけ特急ですが、そうしないともう今日は移動できないというすごい状態です。

やっぱり普通列車だけでは接続が悪くて、どうしても特急を利用しない訳にはいかない状態が発生してしまいますね・・・。

出費的に、このくらいの最低限度にとどめられたら良いのですが・・・。

 

f:id:lunack:20200519165614j:plain

深川に帰る汽車。

f:id:lunack:20200519170101j:plain

留萌駅跨線橋。ただ、終点駅なのでこの跨線橋が普通の乗客によって使われることはないかも。

そんなこんなで帰路です。

帰りは動画中心に撮ってましたので、ほとんど写真はありません。

天気が良く、映像映えのする素敵な動画が残せていて、とても満足してます。

 

f:id:lunack:20200519170313j:plain

深川駅に到着。

ここから普通列車に乗り換えて、3時間半かけて北見へ帰ります。

文字数は3200を超えたところですが、写真が大量でページとして重たくなってしまったので続きは次のページへ。