2019年 北海道電車紀行。~8/13編 その3~

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留萌から北見へ帰る時間表です。


 深川で留萌線から函館本線に乗り換えました。

深川~旭川は、特急カムイです。

勿論、自由席です。

 

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旭川行きの特急カムイ、入線です。

 

乗り放題である北海道パスを使って旅をしていると、時々やむなく乗る特急が快適過ぎて笑いが止まりません・・・。

乗り心地とかは正直微妙です。

あんまり線路事情が良くないと思われる路線を100㎞近いスピードで走るので、これに関しては各駅停車の鈍行の方が余程乗り心地はマシだと思ってます。

が、シートの質とか、シートピッチの広さによる足元の快適さとか。

後はトイレですね・・・汽車に乗っているのに洋式トイレ安定っていうのは素晴らしすぎます。

最後に・・・鈍行好きの私でも、やっぱり景色が飛ぶように流れていく特急は、車窓の景色が気持ちいです。

ましてやこの時、留萌線あたりからの晴天が継続していて素晴らしい景色だったもので。

 

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深川を出発して、納内駅までの間の田園風景。

深川~旭川間は、19分で到着するのであっという間でした。

ただ・・・乗るときは時間をよく見てなかったのですが、深川駅に到着した時点で10分以上遅れてたみたいなんです、この特急カムイ。

なので、旭川駅では向かいのホームに止まっていた快速北見行の汽車には走りこむレベルで乗り込んだので、旭川駅の様子は撮影されてません。

旭川駅出発の時点では立ち乗りだった為に、出発時のホーム風景の撮影もままならず。

 

故に次の写真は、割とそこそこ(一時間弱?)走って到着した、上川駅となります。

 

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上川駅ホームにて、旭川より乗ってきた快速北見行のキハ。

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上川駅にてすれ違いをした、旭川行きの普通汽車であるキハ。

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上川駅看板と、ホームから望む周囲風景。

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ホームから除く駅周辺の様子。石炭でも乗せてた貨物列車でしょうか?

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旭川遠軽を結ぶ普通列車、キハ。

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上川駅看板と、乗ってきた快速北見行。 旭川側の隣駅は「東雲」と書きますが、「しののめ」とは呼びません。

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乗ってきた、快速北見。色違いですがこの車両もキハです。番号は車体番号・・・シリアルナンバーになります。

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跨線橋と、追加されたらしい大きな看板。恐らく小さく書かれた海外語が、看板設置の最大の理由と推測。とにかく海外語があちこちで聞ける旅でした。

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跨線橋の向こう側・・・駅舎から一番遠い線路の様子。かつては賑わいのある駅だったのだろうと推測されます。

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乗ってきた快速北見行車両の顔です。 その向こうに見える、上川の集落がない方の景色が雄大で素晴らしい。

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上川の駅舎です。集落、駅共に質素ですが、駅舎があり、跨線橋があり、すれ違いができる複線になっていて、有人駅というだけで、十分立派な駅ですよね。

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跨線橋の下から望む、旭川方面の線路。夏の日差しも相まって、良い絵だと思います。

この駅では、15分くらいの停車が予定されてました。

すれ違いだと思っていた遠軽からのキハ(白に緑ラインの汽車)が出発しても時間がまだあるので、多めの休憩を兼ねているのだと思ってました。

この先は、廃駅が相次ぎ、日本でも屈指の「駅と駅の間が長い区間」がありますしね。

しかしこの後、他にも理由があったことが判明します。

 

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特急大雪の入線です。

これ以上は、動画に切り替えたために写真はありません。

通過ではなくて停車をしていきました。

どうやらこれを待っていたようで、大雪の停車と共に「まもなく発車します」とのアナウンスが。

そして、上川で数名降りたのか・・・まさか北方向に帰る特急に乗る人はいないと思いますが・・・乗客が減っていて、普通に座れるようになりました。

これで、移動中も撮影ができるようになります。

何より、足腰が回復します・・・割と切実でした orz

 

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白滝駅。

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白滝駅舎。立派です。

上川駅の隣が白滝駅です。

隣といいつつも廃駅が相次ぎ、上川駅からの距離はなんと40㎞弱もあります。

上白滝駅旧白滝駅、下白滝駅・・・と白滝シリーズが4つもあったのに、この白滝駅以外は廃駅となってしまいまして、このような結果に。

 

旧白滝駅には、通学に汽車を使っていた女子高生が卒業するまで駅廃止を待ったという美談が、つい最近ありました。(2016年)

https://rocketnews24.com/2016/03/25/727707/

国鉄と違い、利益が出ないことは極力避けて利益を追求しないといけない民間企業のJRとはいえ、これは素敵な判断だと思います。

 

駅まで車で15分っていうのもなかなかの距離ですね。

・・・私の田舎は、最寄りの駅まで15㎞ありましたからいい勝負ですが。(違)

 

しかし、さすがに40㎞も走って山の中に入ると天気が変わりますね。

上川駅は晴天だったのに、白滝駅ではもう曇天です。

そして、白滝駅を出発。

上川駅~白滝駅程ではありませんが、白滝駅~丸瀬布駅も結構距離があります。

少し眠るかなー・・・っと目を閉じました。

 

 

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遠軽駅

ゆっくりした結果がご覧の有様だよ!

丸瀬布駅を寝過ごして、スイッチバックの折り返し駅である遠軽駅まで寝てました。

汽車が完全停車して、周りの人が停車時間に外の空気を吸うために立ち上がっても目が覚めず。

スイッチバックなので、シートのリクライニングを動かして進行方向を変え始めた音でやっと覚醒。

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遠軽駅から一歩出た所で撮った写真。駅舎には階段上らないとな入れないので、やや俯瞰したアングルになってます。

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遠軽駅に停車中の、乗ってきた快速きたみ。

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遠軽駅ホーム。この旅で遠軽駅に来る者これが最後。

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同じく最後の、瞰望(がんぼう)岩。

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瞰望岩をちょっとズームアップ。曇天で暗くて見晴らしががが。

12分ほどの停車時間を経て、遠軽駅を発車しました。
こういう停車は気分転換になって本当に良いですね。

同業者(笑)が多いのか、単に観光客だらけなのか、暇なのか・・・大体、「大撮影大会」になりますがw

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常紋トンネル突入寸前の後方。

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常紋トンネルを抜けた直後の後方。

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常紋トンネルが遠くなる。

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留辺蘂(るべしべ)駅の看板。反対側の窓なので車内から撮影。

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留辺蘂駅の駅舎から遠い方のホーム。間違いなく、国鉄時代から残ってそうなアーケード。

留辺蘂駅までも、安国、生野、生田原、西留辺蘂などの駅がありましたが、既に3回目なので撮影をさぼっていた様子。
まあ、最初から「すべての駅を撮影する!」と意気込んでいたわけではありませんし。

留萌線は駅も少ないですし、廃止の可能性があって次はもう乗れないかもしれないので頑張って撮影しましたが。

 

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「そこに、愛はあるのかい?」(古)

等と言っているうちに、汽車すっかり市街地に入ってきました。

そんなこんなで。

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北見駅。帰ってきました。

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三時間半ほどお世話になった、快速きたみ。

特急ではないので、跨線橋を超えないと改札をくぐれません。

まあ、北見のホテルは連泊なので、大荷物は宿に置いてきて身軽ですから、全然平気ですけどね!

 

さて。

珍しく、18時台に宿がある目的の町へ戻れました。

且つ、外食が可能なそこそこ大きい都市、北見市です。

これは夕食を堪能するしかありませんね!

 

そんな訳で、前日お世話になったC氏に、北見での定番豪華ディナーを聞いてみました。

「味覚園が焼き肉としては一番かな。営業所いっぱいあるけど超有名人気店だから難しいかもしれない。」

地元の人の意見は大変貴重です。

とりあえず検索して3か所ほど候補が出てきたので巡ってみましたが・・・。

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味覚園が入っているビル。 ここが最後の勝負所だったのですが・・・敗退。

C氏の言う通り、予約必須のお店のようです。

行きずりの旅人には敷居が高かった・・・。

仕方がないのでさまよってお店を探します・・・が、昨夜の二の舞はなんとしても避けたい!(ラーメン)

味覚園を探しているうちに、体がもう「焼き肉モード」になってしまったので、最悪居酒屋でジンギスカンも辞さない覚悟で北見の繁華街を彷徨います。

 

30分ほど、あっちこっち彷徨ってみたのですが・・・予約が必要なお店は大体一杯。

食べ放題が多いのか、席が空いていても「一杯です」と断られてしまうことが多い感じ。

・・・だんだん気持ちがヤサグれてきたところで、良さそうなお店を発見。

ガラス張りの店内では、奥のおひとり様カウンター席が空いているのを確認。

思い切って突撃。

 

受付のおねーさん「いらっしゃいませ! ・・・ご予約の方でしょうか?」

私「いえ、飛び込みですが・・・一人だけなんですけど、空いてませんか?」

おねーさん「あー・・・、確認してまいりますので、少々お待ちくださいませ。」

 

・・・ここも予約か!

待つこと2分ほど。

あまり背の高くない、でもしっかりとこちらを見てまっすぐにやってくるおじさんが登場。

 

おじさん「一名様でお越しいただいた方でよろしかったでしょうか?」

私「あ、はい、そうです。」

おじさん「大変申し訳ないのですが、座席は空いているものの、食べ放題のお客様が大変多い為、一部のメニュー限定でよろしければご案内できますが、いかがでしょうか? 何かご希望はございますか?」

私「それなら、ジンギスカンとか、ステーキ系のお肉とご飯が食べられれば最悪大丈夫です。」

 

申し訳なさそうな表情から、一転笑顔になるおじさん。

 

「ありがとうございます。それでしたら、当店自慢の満腹ジャージーセットがご提供可能でございます。如何でございますでしょうか? ご飯はお代わり自由でございます。」

・・・交渉が成功した瞬間である。

 

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さいころステーキとジンギスカンの両方が楽しめる満腹ジャージーセット。

私はアルコールは全くダメなので、飲み物は、コーラに変更してもらいました。

そして実物が登場。

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満腹ジャージーセットの登場です。

おおう、美味しそう。

どっちにしろ、ある程度の大枚ははたくつもりだった物の、けっして裕福な旅ではないので、結果良い落としどころだったのではないかと思ってます。

米食いなので、ご飯食べ放題は非常にうれしい!

5杯くらいお替りしましたw

やっぱり北海道で食べるジンギスカンは違いますね。

プラシーボ効果なのかもしれないけど、絶対美味しいと思う。

タレもいい味してて、肉の下に敷いてある、もやしも玉ねぎも味が染みて美味しい!

大変満足致しました。

 

「混雑時に無理逝ってすみませんでした、ありがとう、とてもおいしくて満足しました。」

と、おねーさんに伝えたら、終わり間際にさっきのおじさんが出てきたのでおねーさんが呼び止めてこちらに登場。

改めて、おじさんにもお礼と美味しかったことを伝えました。

そしたら、なんと店長さんだったことが発覚。

大変感じのいいお店で、味も満足。

食べ放題のお客さんが本当に一杯、それでいてあちこちから追加オーダーが飛んでいて、フロアスタッフの皆さんがテンテコマイしてました。

私が食べている間に、品切れになったメニューがあった程。

そんな状態でも受け入れてくださったことには本当に感謝。

北見に来たら、また立ち寄ります! と約束てお店を後にしました。

 

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モーズ と読むそうです。

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頂いた名刺。住所見たら、会社の持ちビルなんですね。

牧場直営レストランですか・・・不味い要素が何一つないぢゃないですか!

 

北見での最後の夜を素敵な思い出にすることができました。

牧山店長、ありがとうございました!

 

美味しいお肉をおかずに山ほどご飯を食べて大満足。

軽く火照った体を夜風で冷やしながら宿に帰ります。

明日の朝の出発は割と余裕があるので、今日の内から明日の朝ご飯を買うようなことはしなくても大丈夫です。

夕ご飯も終わりましたから、夜中に飲む水分だけ確保すべく、コンビニでジャスミン茶を確保。

 

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連泊した、ホテルクラウンヒルズ北見。こっちは私が利用した別館ではなくて本館。

さて、このホテルの事をさっぱり書いてませんでしたのでここで紹介します。

元々は違う名前のホテルを、クラウンヒルズ北見が買い取り、別館としたのが、私の利用したホテルのようです。

別館の名に恥じぬレベルですぐ近くにあります。

・・・が、昨日チェックインするときに持っていたスーツケースレベルの荷物を抱えていると割と重労働レベルでちょっと嫌かも位の距離。

複数人数ならば、誰かに荷物版をしてもらい、身軽でチェックインがいいかもです。

 

別館には人が居らず、チェックインしてカードキーを貰ってないとそもそも別館に入れません。40秒も歩けば本館ではありますが、チェックイン後、また別館まで移動しないといけないと思うと・・・・・割と気が重いです。

あと、安かったので文句はないですが、決して駅から近くはないです。

10~12分歩かないとダメなので、この日の朝は小雨が降っていて気が重かったです。

 

本館でチェックインし、カードキーで別館に入りますが・・・。

壁はコンクリート打ちっぱなしのデザイン。

ロビーは無人

TVは付けっぱなし。

アメニティや浴衣、雑誌や新聞は勝手に持って行ってください状態のセルフサービス。

省エネ志向なのか、ロビーを含め、照明は半分以上消して会って全体に薄暗い。

 

・・・非常に不気味でした(白目)

 

特に、この日に洗濯をしたのですが・・・コインランドリーの場所!

廊下の電気は2割程度しかついておらず、足元もおぼつかないレベルの暗さ。

窓と反対側には部屋の入口のドアが並んでますが、部屋番号も表札もなくて何の部屋だかわからない為により一層不気味。

階段やエレベーターを誰かが利用すると、振動からくる変な音が、洗濯中の私の心臓を鷲掴みします。

挙句の果てに、コインランドリーは100円玉しか受け付けない・・・のは、普通ですが、両替用の自動販売機がこのホテルの建物に存在しません。

ホテルの外に出れば20mほどで古めかしいコーラの自動販売機がありますので問題はありませんが・・・ホテル自体がオートロックシステムなので、カードキーを持ってこないといけません。

あと表に出ますから、リラックスできる部屋着状態ではさすがに恥ずかしいので着替えが要ります。

止めに、その外出着も洗濯するつもりだったので、洗濯物も回収して部屋に戻り、着替えてカードキー持ってロビーに移動し、外に出て自動販売機でジュースを買って両替し、それからやっと洗濯に入れるという・・・なんとも面倒な形でした。

とにかく人の気配が全くなくて、なかなか不気味です。

コインランドリーから戻る最中に曲がり角で、別の宿泊客のアベックと出会ってしまい、リアルで悲鳴を上げてしまいました。

相手の方の彼女も金切り声を上げてました。

 

でも安いですし、コインランドリーで順番待ちをしないといけないような状態とは無縁なので、私的にはまた機会があれば利用することになるでしょう。

 

部屋は狭くもなくきれいで問題なかったです。

トイレはウォッシュレットでしたし、何よりユニットバスにしては珍しい、「湯温を維持したまま止水できるカラン」が付いてました。

電気を消して布団に入ればたいへん静かで、ぐっすり休めましたしね。

 

おっと、6000文字突破しました。

この日は、連泊の二日目なので、洗濯が終わった服も含めてスーツケースに整理して詰め込みます。

明日の朝は最後のチェックをノートPCで行えるように、ノートPCだけは出したままにしました。

スマフォ、タブレット、KindlePaper、モバイルバッテリー類も充電して就寝です。

寝たのは確か、22時半くらいだったかと。

 

8/14日編に続きます。

2019年 北海道電車紀行。~8/13編 その2~

もう、この度が終わってから9か月が経過してしまいました。

急いで仕上げないといけませんね・・・。

 

さて、8/13の午前中。

留萌線を制覇すべく、有料特急オホーツクに乗って北見から深川まで来て、乗換駅である深川で汽車を降り、駅の外に出たところからです。

 

一応、留萌駅へ向かうタイムスタンプ、貼っておきますね。

 

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通常ならば、約一時間を深川駅周辺で潰してから留萌行の汽車に乗るだけ。

ただそれだけの話ではありますが。

 

写真を撮ってませんでしたが、深川駅の駅舎の中だったか、外のロータリーだったか・・・壊れた時計があったのですよ。

その時計が、ちょうど見た時に「11時 14分」位を指していたのですね。

ここで私は見事な早とちりをします。

 

「あれ? ここから留萌へ出る汽車って11時10分発だったはず・・・。」

「もう時間が過ぎてる!?」

深川駅に到着した後、駅のホーム撮影中に見送った一両編成の汽車、あれが乗る予定だった記者だったのか?」

「次の留萌行の汽車は・・・13時24分発。帰りは16時17分留萌発になり、深川からまた特急に乗らないと北見に今日中に戻れない・・っていうか最終列車だ。」

「その場合、北見着は22時04分で、就寝は恐らく24時。連泊だからってバッグの中身の整理を殆どやってない。明日は早いのに睡眠時間が十分に取れない」

 

違う時計を見たり、時刻表アプリを開くならば携帯の時計を見ればいいのに、先ほど見た「時間が狂ったor止まっている時計」の、11時14分を信じてどんどんテンパっていく私。

 

挙句の果てには、深川駅ロータリーに居たタクシーに、「留萌駅までいくらかかりますか?」と尋ねる始末。

尚、帰ってきた答えは・・・。

「2万円近くはもらうようだねぇ。」

 

鹿型無いので、駅から離れて大通りのバス停を探すために歩き出し・・・。

20分ほどかけてバス停を見つけ、携帯で時間を確認した時に、正しい時間に気が付きました。

大間抜け、ここに極まれりです。

 

留萌駅は、到着即折り返し汽車にまた乗り込むプランなので、飲食物を買う余裕があるかどうかわかりません。

せっかく駅からそこそこ離れた場所まで歩いたので、帰路のセイコーマートで飲食物を買い込みます。

 

さっきまではテンパってたのでほとんど景色を見てませんでしたが、ここにきてやっと風景を見る余裕ができました。

 

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深川駅前ロータリーを駅舎前から望む。勘違いした時計は、映っている時計ではありません。

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倒木を利用したと思われる駅名看板。味わい深いですね。

 

一通りテンパって、正気に返って買い物をしつつ戻れば、汽車出発まで15分というところでした。

ちょうどいい時間つぶしだったようです・・・もう一度体験しようとは思いませんが。

いやぁ、本当に嫌な汗かきました。

 

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留萌線を走る、安定と信頼の「キハ」型。二両編成でした。

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深川駅の看板。

留萌線は、この深川駅が起点で、留萌駅が終点となってます。

そして、函館本線の駅でもあるのでこのような表記になってます。

納内(おさむない)が、函館本線の、旭川方面。(私がやってきた方向)

妹背牛(もせうし)が、函館本線の札幌方面。

北一已(きたいちやん)が、留萌線の次の駅。

 

難読駅名ばっかりやん!!

やるな、北海道!(知ってた)

 

そんなこんなで、留萌駅向けて出発です。

廃線の噂があるから、次は来れないかもしれない覚悟で堪能するのです。

 

(この年の11月26日に、存続は難しいという明確な意見が新聞にて発表されてます。)

https://archive.ph/jhWYB

 

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最初の駅、北一已(きたいちやん)駅。

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三つ目の駅、石狩沼田駅

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石狩沼田駅ホームにある、「名所案内」の看板が哀愁を誘う。

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四つ目の駅、真布(まっぷ)駅。

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歴史ある・・・というか、歴史しかなさそうな真布駅の駅舎。

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五つ目の駅、恵比島駅のホームと駅舎。

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恵比島駅の看板。

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恵比島駅舎。 なんか明日萌駅とか看板がかかっている。

謎の、明日萌(あすもい)駅という看板ですが、平成11年のNHKドラマ「すずらん」で、架空の駅「明日萌駅」としてここが撮影現場になったとのこと。

その事を記念して残されているのでしょう。

https://hokkaido-travel.com/spot/visiting/ho0021/

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恵比島駅舎となりには、車両を改造したトイレ(多分)がありました。

 

 

ここまでは、見事な田園風景のど真ん中をまっすぐ突っ走る感じでレールが敷かれてます。

が、恵比島駅を超えると小さいながらも峠(恵比島峠)超えになり、左右にうねって距離を稼ぎながら峠を上っていき、トンネルをくぐると下り坂に入ります。

峠を下り始めると見えてくる「峠下駅」。

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峠下駅。文字通り恵比島峠を降りたところにあります。

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済んだ空の青、草木萌ゆる緑、ローカル線路の茶色。 素敵なコントラスト。

 

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幌糠(ほろぬか)駅。立派な駅舎です。(宗谷本線にて洗脳済み)

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駅は寂れてますが、天気が良く、緑が映え、周囲に民家が結構あるので、宗谷本線みたいな寂しさはないですね。

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藤山駅舎。使われなくなった列車の流用じゃないだけマシ?

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藤山駅。すんなり読める駅名が珍しく感じてしまう、北海道汽車旅あるある。

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藤山駅周辺も、民家がそれなりにありました。廃屋みたいな感じはしなかったですね。

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大和田駅。 駅舎も何もなくホームだけでした。ここで一名降りましたが・・・どうみても、鉄オタでした。

 

まったりとした進行の汽車に揺られること約一時間。

留萌駅到着です。

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汽車の中から、留萌線終点を望む。

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ホームから線路止め方向を望む。

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乗ってきたキハ。また帰りも乗るわけですが。

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留萌駅ホームの看板。

折り返し運転での出発までは、11分ほどあります。

深川駅で飲食物を仕入れてはありますが、何か食べるものはないかなーと改札をくぐってみました。

この辺、北海道パスは優秀ですね。

改札出入り自由というのは素晴らしい。

 

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留萌駅待合室の片隅に立ち食いソバ屋を発見。

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値段表。

これは食べるしかありませんね!

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かき揚げ蕎麦が現れた!

普通の立ち食いソバでした。

でも、こういう汽車旅とか遠距離ドライブとかで、見知らぬ土地で食う立ち食いソバってなんでこんなにおいしいんでしょうね。

同じものを専門学校の学食で食ってた時は「不味すぎワロタwww」とか言ってたのに。

 

時間制限がありますので、火傷しないようにかっ込みまして、駅舎の外へでてみました。

 

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留萌駅舎。どうみても国鉄時代から変わらぬ建物の様子。

留萌市自体は、車や二輪で北海道に来た時には立ち寄っているんですよね。

札幌から海沿いにオロロンライン通ると近くを通過しますし。

しかし、汽車でここまで来たというのが実に感慨深い。

同じ場所でも交通手段によって到達にかかる手間が変わります。

それ故の違いなのでしょうか・・・いえ、留萌線は近いうちに廃線になるので、その前に乗ることができたというが大きいはず。

ここも、いつか写真や思い出の中にしか残らない場所になるのかと思うと残念ではありますが仕方ないですね。

 

そろそろ汽車の出発時間になるのでホームへ戻ります。

たった一時間の行程とはいえ、万が一座れないようなことがあっては・・・まあ、ありませんけど(断言)。

 

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留萌駅からの帰りの旅程です。

北見では、昨日今日と連泊になってます。

深川から旭川だけ特急ですが、そうしないともう今日は移動できないというすごい状態です。

やっぱり普通列車だけでは接続が悪くて、どうしても特急を利用しない訳にはいかない状態が発生してしまいますね・・・。

出費的に、このくらいの最低限度にとどめられたら良いのですが・・・。

 

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深川に帰る汽車。

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留萌駅跨線橋。ただ、終点駅なのでこの跨線橋が普通の乗客によって使われることはないかも。

そんなこんなで帰路です。

帰りは動画中心に撮ってましたので、ほとんど写真はありません。

天気が良く、映像映えのする素敵な動画が残せていて、とても満足してます。

 

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深川駅に到着。

ここから普通列車に乗り換えて、3時間半かけて北見へ帰ります。

文字数は3200を超えたところですが、写真が大量でページとして重たくなってしまったので続きは次のページへ。

2019年 北海道電車紀行。~8/13編 その1~

そんなわけで、8/13です。

寝不足ではありますが、予定通り 05:30には起床。

前夜に買っておいたおにぎりで朝ごはんを済ませ。

本日の時刻表と乗り換え情報を再確認し、スマフォにスクリーンショットで保存。

連泊なので緊急性はないですが、スーツケースの荷物と持ち歩くバッグの荷物の整理と確認。(水に流せるティッシュとか、急な腹痛対策薬ストッパーとか必須。)

そうこうしているうちに、お腹が痛くなるのでトイレへ。

ウォッシュレットがある環境の内に、出すものを出しておくことは、私にとっては重要なのです。

 

全て準備を整えて、ホテルを出たのは 06:10位。

汽車が06:46なので余裕の出発です。

この日に乗る汽車をもう一度貼っておきましょう。

 

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本日の往路。

 

深川から出る留萌線は、すっかりローカル線になっており・・・半年以上たった今だから知ってますが、「廃止」が検討されてます。

深川市に通勤通学で利用者が多い自治体では、一部だけでも存続を望む声が出ているようですが・・・利用実績と、毎年周囲の自治体が負担しないといけない経費を鑑みるに、まあ廃止は決定でしょう。

そんな状況もあり、この頃でもすでに汽車の本数は少なくなってました。

深川から出る時間は・・・。(深川発 ⇒ 留萌着)

 

05:44 ⇒ 06:36

08:04 ⇒ 09:01

11:10 ⇒ 12:07

13:24 ⇒ 14:21

16:08 ⇒ 17:07

18:09 ⇒ 19:09

19:22 ⇒ 20:20

20:13 ⇒ 21:10

 

逆に、留萌から深川に戻る汽車は・・・。(留萌発 ⇒ 深川着)

 

05:49 ⇒ 06:44

06:47 ⇒ 07:49

08:11 ⇒ 09:09

09:31 ⇒ 10:27

12:18 ⇒ 13:13

13:30 ⇒ 14:29

16:17 ⇒ 17:15

18:18 ⇒ 19:14

20:20 ⇒ 21:16

 

一日8~9本という状態でしょうか。

通勤通学に配慮したダイヤなので、その時間帯以外は2~3時間空いてしまうみたいですね。

北見~深川も200㎞以上距離があります。(留萌線が50㎞程度の距離)

特急で3時間20分掛かるので、普通汽車だとどの程度なのだろうと調べてみましたら。

 

始発が 10:28で、深川到着が 15:44でした(白目)

これで深川に来たら、留萌線への出発は16:08で、留萌から深川への帰還は最短でも、19:14になります。

・・・調べてませんが、普通汽車だと多分北見に帰れないですよねこれ。

北海道パスを所持していながら、深川まで特急を使ってしまう理由がここにあります。

北見~旭川は距離があること。

旭川~深川は、汽車が少なくて特急でも選ばないと直通の汽車もなく乗り換えで時間を取られてしまう悲しい現実。

かくなる上は、特急に頼るしかない訳で。

今日一日を留萌線の往復に費やしても、北海道パスでは宿のある北見まで戻れないというのは・・・。

  

結局、こうなりました。

北海道パスは、特急乗るときは乗車券になりませんので、北見~深川は、まるっと乗車券から特急券まで全部追加負担となります・・・痛い。

ちなみに、北見~深川の乗車券は4840円でした。

一枚の切符での距離が延びれば安くなるシステムですが、深川までが通常の乗車券+特急券

留萌線の往復が北海道パス利用で、一枚の切符にはなりえないので、乗車距離の恩恵も得られそうにありません。

この日は、帰路も特急を使わないと、北見まで戻れない時刻表だったので・・・猶更。

青春18切符ならば、利用する日を選べたので「この日は全部乗車券を買ってしまおう」という選択肢が取れましたが、今回利用している「北海道パス」は連続する7日間有効の為、利用しようがしまいが本日一日分の権利は消失してしまいます。

 

「北海道の汽車旅行に青春18切符使うのとかって情弱ぢゃね?」

 

そう思っていた私が情弱だった事実を思い知らされた瞬間でした。

しかも、ルートをしっかりと立てておけば、実は「宇都宮からの往路、宇都宮への復路、利用確定の新幹線や特急券」も纏めて買うことが一番安く済む手段だったことが、旅行が終わって9か月が経過している今、計算した結果判明してます。

まあ、初めての旅行なんて練習です。

後から絶対後悔があるに決まっていることは最初から分かってました。

これは、より前進し、お得に素敵な旅行を計画実行できるようになるために、必要なマニフェストなのです!

・・・自分のへの言い訳タイムを終えます。

 

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目覚める前の北見駅

 

北見駅は、併設されるコンビニすらまだ開店してない状態でした。

始発と思われる、網走行の汽車が動き始める頃、有人改札の窓口のシャッターが空いて、北見駅が目覚め始めました。

 

バスターミナルは、既に3台のバスがアイドリング状態で待機、待合室には大きな旅行用荷物を持った利用客が数名居ました。

北見位大きな町でも、汽車よりバスの方が利用が活発なのか・・・!!

 

改札は、「これから来る汽車の切符を持っている人だけが通れる」仕組みなので、網走行の汽車が出発し、私が乗る旭川行きの特急がやってくる時間間近までホームに入れません。

北海道に来た当初は違和感を感じ、かつ不便だなーと思ってしまったこのシステムですが、利用者数の少なさ、利便性、無人化や自動改札を入れることができない経営状況などを鑑みるに「仕方のないもの」と納得しました。

それからは、特に不便や違和感を感じることはなくなりました。

思えば昭和50年代、日本各地を転々とした祖母に育てられたころに利用していた国鉄は、どこの駅もこんな人力システムが当たり前だったわけですからね。

 

・・・とか勝手に解釈していたら、網走行が出発する前に、旭川行きの特急の改札が始まるという有様。

名寄では割と厳格だった部分が、ここ北見では緩いのでしょうか。

まだまだ北海道汽車旅初心者の私には結論が出せません。

 

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出発4分前で改札をくぐり、北見駅のホームへ。

 

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奥に見えるは先発のキハ、網走行各駅停車です。

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反対側の線路方面。

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乗る予定の、6:46発の特急が入線。

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乗車券のみで乗れる普通列車跨線橋の向こう。 別途特急券が必要な特急は、ホームに出て直ぐの手近なホーム。荷物の多い旅行者としては実にありがたいです。

 

汽車に乗り込みます。

きっと混んでないだろうという根拠のない推測と、寝起きだから眠らないで済むという楽観的予測から、特急券は自由席をチョイス。

自由席が空いているといいなぁ・・・と思いながら荷物を持ち上げて歩き出す。

 

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特急自由席車両内部。期待を裏切らぬガラガラっぷりでした。

 

無事に自由席を確保。

というか、ガラガラすぎてよりどりみどりです。

ただ、座席の位置と窓の位置がピッタリ合っているので、「席によって景色が見やすい、見難い」という差がないので、右側か左側か・・・くらいしか選ぶ必要がない有様。

今回は、右側の窓を選びました。

・・・といっても、ガラガラなのをいいことに、スマフォ片手に右側左側を自由に行き来して自由に撮影しまくってましたけど・・・w

 

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出発後の駅を撮影して、駅名が乗ってない残念な写真。

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これも微妙に撮影失敗してますが、縦文字看板で「るべしべ」と見えます。そうすると、北見~西北見~東相内~留辺蘂なので、3駅のうちのどれかだと思われます。

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るべしべ駅の看板。漢字で書くと「留辺蘂」と、割と難読駅名です。

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生田原駅。西留辺蘂駅を超えると、一気に人里から離れます。

留辺蘂駅の隣には、西留辺蘂駅があり、その先には、金華駅というのがありましたが、最近廃止されてしまったようです。

金華駅の先には、「常紋トンネル」という有名なトンネルがあります。

まあ、あれです・・・霊が出るという噂の。

それも割と、国内屈指のやばい場所ということで有名です。

実際は、JR北海道の職員さんの間でも何もそういう話はないそうです。

 

ただ、トンネル内で汽車が原意不明の急停車をするトラブルはあったらしく、お地蔵さんが建てられてます。

 

常紋トンネル入り口前には、城門信号場という作業場みたいな場所があり、そこで作業をする職員さんもいるはずです。(2001年を最後に利用されてません。)

この場に何かしらの霊的な現象が発生する要因があるならば、そのあたりからも体験談が出てもいいはずですが、そういう様子はありません。

一般民間人が基本行けない硫黄島ですら、噂話なのか体験談なのかわからない話がでてくるというのに。

 

しかし、この常紋トンネルの工事においては、刑務所の受刑者を使い捨てにしたという言い伝えがあり、トンネルには人柱が埋められているという噂もありました。

時代背景として信憑性があり、その時代に生きて状況を見聞きしていた身内から聞いていたという話も多く。

それでも決定的証拠など無いので、噂の域を出ない有名オカルト程度というのが俗世間の認識でしたが。

1968年の十勝沖地震(M8.0)にてトンネルの内壁が損壊。

1970年に補修工事を開始した際・・・立ったまま埋められた人骨が発見。

人柱の噂が担当者の脳裏をよぎったのでしょうか・・・調べてみると他からも人骨が出土されるという「決定的証拠」が見つかってしまったのです。

 

詳細はwikipediaを参照してください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E7%B4%8B%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%8D%E3%83%AB

 

今は平和な日本ですが、戦前の近代あたりまではこんな非人道的な事もあったという事。

そういう犠牲の上に、私たちの今の便利な生活が成り立っている事を忘れないようにしたいと思います。

写真では取ってませんのでここには載せられませんが、元金華駅あたりから常紋トンネルを抜けるまでは、動画を取って保存してあります。

届くかどうかはわかりませんが、常紋トンネル内では小さく合掌しました。

 

 

 

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遠軽町の象徴、瞰望岩を遠軽駅入線寸前の特急から。

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遠軽駅に停車した特急オホーツク札幌行。

遠軽駅に到着。

ここは、もともと「逆さYの時」で線路があった中継駅でしたが、北に抜ける線路が廃線になったため、この駅で停車した汽車は進行方向を逆にして出発する必要がある駅となりました。

よって私たちもシートのリクライニングをいじって進行方向を逆にしました。

しない人もいましたが、乗客が非常に少ない為影響は皆無でした。

そこそこ乗客で埋まっていると、反転させない人が居た場合、その影響でシート反転ができない人もでる可能性があったので、変にストレス貯めないで済みました。

知らない人と向い合せというのも気まずいですしね・・・。

 

ここ遠軽駅では、10分弱の停車時間がありました。

特急とはいえ、コスト軽減の為か車内販売がありませんので、飲み物や食べ物を仕入れる貴重な時間となります。

普通汽車だった場合はトイレタイムでもありますね。

(普通汽車系のキハもトイレはついてますが、右膝の半月板がない上、痔持ちの私は、最低でも洋式、可能ならウォッシュレットがないとつらいのでキハ系の車内トイレは可能な限り避けるようにしてます。)

 

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遠軽駅の向かいのホームの様子。(西向き)

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南向きで線路を見渡す。

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昨日訪れた太陽が丘公園のパンフレット。ベストシーズンに来てみたいですね。

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遠軽駅の駅舎側のホームです。

やがて出発の時間となり、汽車に乗り込みました。

進行方向は逆転し、分岐は西の方へ・・・目指すは旭川方面。

 

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遠軽駅の次の駅、瀬戸瀬駅を通過。

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宗谷本線に比べたら、段違いに立派な駅舎。

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昨日、お世話になったC氏の住まいの最寄りの駅、丸瀬布

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こっち向きだとわかりませんが、丸瀬布駅には駅前集落が存在します。

先日お世話になったC氏に、LINEで「丸瀬布通過なう。また会おう!」的なメッセージを入れ・・・携帯をしまった後・・・記憶がありません。

携帯のバイブモードでアラームがなり、起きてみれば・・・。

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深川駅

旭川もとっくに通り過ぎていて、深川駅でした。

ここで降りるので慌てて荷物を持ちます。

何せアナウンスが・・・。

「本日もJR北海道をご利用いただきありがとうございます。まもなく深川、深川に到着します。停車時間はわずかです。お降りの方は・・・」

ですからね!

 

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乗ってきた特急オホーツクが、深川駅を出発。

さらば特急オホーツク。

ほとんど寝てたけど、快適に眠っている間に目的地到着というのは、実に快適なナビであった祥子でもあるわけで。

 

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深川駅の、旭川方面。 今回の北海道で初めて晴れ間を見た気がします。

写真には写ってませんが、駅舎から一番遠いホームから、到着後すぐに一両編成の汽車が出発していきました。

走って駆け込めば間に合わなくもない位のタイミングです。

特急からの接続だったのでしょうか。

特急は本当に大きな駅しか止まりません。

特急で止まらない駅に用事がある人は、大きな駅で降りて普通列車に乗り換えが必要なわけですね。

そうすると、乗り換え客を待っていたのかもしれません。

 

その普通列車の出発を横目に改札をくぐり、深川駅から出てみました。

 

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深川駅舎。国鉄っぽさが残っている立派な駅舎でした。

さて、文字数が5300文字を超えたので、「その2」へ飛びます。

2019年 北海道電車紀行。~8/12編 その2~

名寄を出発して、旭川駅にて旧知のC氏と合流。

不要と判断した荷物を、クロネコにて家に発送して身軽になり、C氏の愛車で旭川駅を出発したところから始まります。

 

旭川駅を出発した私たち。

とりあえず、当麻鍾乳洞というところに行くことになりました。

観光地はC氏に一任していたのですが・・・。

 

C氏「らな氏、道民の私よりも北海道観光してるから、案内する場所がもう思いつかないんだ。」

 

そんな馬鹿な。

しかし、よーく時間かけて調べてみれば、まだ案内してない観光地が出てきたようなので、そこに行くことに。

今回、白羽の矢が立った「当麻鍾乳洞」ですが。

 

C氏「小学校のころ、遠足できたことがあるだけだから正直覚えてないwww」

 

・・・・・おっと。

どうやら、覚えてないから自分も行ってみようということで今回選んだらしいです。

まあ、私は間違いなくいったことがないので初見ですから、全然大歓迎ですね。

 

当麻鍾乳洞は、旭川駅から、2時の方向に20㎞弱進んだところにありました。

割とサクッと到着しましたが、駅から片道20㎞って、場所によってはお隣の県に突き抜けてますが・・・。

この時の私はそんなことに気が付いてません。

すっかり「北海道まぢっく」とう名の「距離感覚の麻痺」に・・・。

なんだかんだで信号とかほとんどないので、本州の20㎞とは比較にならないほどの速度で到着するので、割と問題なかったりしますが。

 

そんなこんなで到着です。

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駐車場にあった説明看板。

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鍾乳洞入口。

利用料金は500円。
サクッと支払って突撃。

私はスマフォカメラしか持ってないので、鍾乳洞内部の撮影は無理でした。

・・・おそらくきれいに映す設定とかあるのかもしれませんが、私はカメラに関しては「ド素人」なので、知識不足により無理だと思われます。

お察しください。

鍾乳洞内部は、僅か10分弱で出口でした。

まあ、500円の入場料や、地元小学校の遠足対象になるあたり、大体推測が付いてましたが・・・。

出口から直結のお土産屋さんで、何を買うか悩む方が長かったような気がするレベル。

・・・お土産屋さんも、色々ならんでいたわけではないですよ?

学校教室の2/3くらいのスペースに、たった一店舗。

スペースに比べて、老いてある品物の数が少なく、ちょっとものさみしい雰囲気。

 

とりあえず、当麻鍾乳洞に行ったというフラグは立てました。

誰かに紹介するとか、20年ぶりで短時間でこの辺で時間をつぶせる観光をとか、妙にニッチな理由がない限り、二度と行かない気がします。

つまらなかったということはないので、紹介してくれたC氏には感謝です。

「あれ? こんな短かったっけ?」

と、本人も苦笑いしてましたが。

 

特に行先もないので、お昼ご飯にすることにしました。

旭川のお隣、当麻町からは車で一時間以上かかりますが・・・C氏の地元、遠軽町へ行きます。

 

向かったのは遠軽町にある、回転すしの「トリトン」。

北海道の二大人気回転寿司店の片割れとか。(対抗馬:なごやか亭)

私的には、「とっぴー」も捨てがたいと思うのですが・・・。

室蘭で寄った「ちょいす」もクォリティが高かった。

北海道は、回転寿司激戦区なのでは!?

 

トリトンに到着。

トリトン自体は、北海道に来るたびに立ち寄っている気がしますが・・・大体どこも大混雑。

それもそのはず、札幌市内とか、北見市内とか、割とでかい都市でしかたちよってなかったのですから。

遠軽は、旭川と北見の中間地点にある都市ですが・・・決して大きいとは言えない場所であることが幸いしたのか、それほど混んでませんでした。

(混んでいる・・・一時間以上並ぶ。/混んでない・・・人は一杯いるけど座れる。)

 

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あえてコメントをつけるまでもない、本州ではなかなかこの値段では口にできそうにない気がする美味しいお寿司の数々。

ウニとかイクラは、北海道で食ったらよそでは早々食べられません。

ウニに関しては、東尋坊近くのお店は美味しかったですけどね。

イクラは完全に北海道ですねー。

 

割と容赦なく食ったのですが、C氏に奢っていただきました。

その所為というわけでもないわけでもないのですが・・・年末にいつも鮭などの海産物を送ってもらい、こちらからは宇都宮の餃子とか、地元の新里ネギなどをおくっているやりとりを・・・いつもの倍の予算で発送しました。(12月10日頃のお話。)

・・・たしか、4~5000円分くらい寿司食ったので、これでやっと釣り合いが取れたのではないかと(汗

 

そのあと、遠軽の町にある、「太陽の丘」というコスモスがたくさんの観光地へ行きました。

 

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エルしってるか?

・・・コスモスって漢字だと、秋桜って書くんだぜ。

要するに季節的に早すぎです。

基本入場有料なのですが、無料で出入りできました。

まー、この有様で入場に金とったら詐欺レベルですw

 

この時点でもういい時間だったので、私は宿へ向かうことに。

C氏とは明日も予定していたのですが、「案内してもらう場所が枯渇」という理由で、とりあえず今宵ネットでも探しながら、明日どこに行くかを画策し、必要があれば案内をしてもらうことにしました。

C氏の自宅はこの遠軽の町よりも旭川寄りで、私のこの日の宿は旭川とは逆方向の北見市の駅そばにあります。

 

遠軽から北見は割と距離がありますし、私は北海道パスで普通汽車乗り放題だったのですが・・・北見市駅そばの宿まで送り届けてくれたC氏には感謝を。

 

今日の宿は、「ホテルクラウンヒルズ 北見別館(旧ルビーホテル)」という所。

別館というだけあって、本館が歩いて一分の場所にあり、そこでチェックイン手続きをしないと入れません。

別館そのものの入り口に「カードキーチェック」があり、有効なルームキーを持ってないと別館に入れない構造になってます。

そして別館はロビーにスタッフが居ません。

恐らくもともとが「ルビーホテル」という独立したホテルだったものが、経営不振かなにかで「ホテルクラウンヒルズ」に買い取られて別館として運営されているのだと思います。

本館に比べて照明が少なく、場末のマンションみたいなコンクリート打ちっぱなしの壁なども相まって「人気のない不気味な建物」になってました。

不甲斐ないことに、ホテルの外観の写真は撮り忘れてしまいました orz

 

・・・でも、部屋はきれいでしたよ。

 

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入り繰りから部屋の様子。広くはないですが狭くもない位。

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TVの前から入口方面を見るとこんな感じです。

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ユニットバスです。ビジネスホテルでは貴重な、「湯温を維持したまま止水できるカラン」が付いてました。トイレもウォッシュレットで快適な部屋でした。

 

さて、晩御飯を食べないといけません。

北見の市街地をウロウロして探したいところですが、明日の予定を考える時間を多めにとらないといけませんので、手短に「近くで見つけたお店」に飛び込みました。

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突撃したお店、「麵屋 ななしぐれ」

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メニュー。

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チャーシュー丼。 これはなかなかおいしかったです。

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問題の味噌ラーメン。

 

結論から言うと、満足度は低かったです。

一見美味しそうですが、味噌に癖がなさ過ぎて、投入したバターは多すぎたのでしょうね。

もうただの「バターラーメン」になってました。

その割にニンニクが多く、汽車で旅する身としては「やられた!」気分でした。

カウンターやテーブルに「すりおろしニンニク」が置いてあったのに、ラーメンには割と相当量のニンニクが既に投入済み。

間違っても営業とかを仕事とする人が、お昼に入ってはいけないお店です。

帰りにブレスケアを買ってすぐ飲みましたが・・・私は嗅覚が殆どダメなので、改善されたか、それとも全くダメか・・・が自分でわからないんですよね。

 

お店が飲み屋街にあったので、酔っ払いが〆に食うお店として流行ってているのでしょうか。

素面ではちょっと「次は立ち寄れないと強く記憶に刻まれてしまう」お店でした。

 

帰路で速攻でブレスケアと、明日の朝食のオニギリを購入、お店の外ですぐに開封して3粒口にしましたが・・・おそらく相当量のニンニクスメルテロをばらまいたと思われます。

そんなこんなで夕食も済ませてホテルに帰還。

今だけは、ロビーが無人であることをありがたく思いました。

 

部屋に戻り、ノートPCを開きます。

明日の計画を一から決め、それに合わせて乗る汽車のダイヤを確認して計画を立てないといけません。

 

本来、出発前に最低でもルートの骨子は立てる、慎重というより臆病な私が、前日の夜に翌日の予定を一から練るのはこの日が生まれて初めての経験でした。

(2輪で北海道に来ていた頃、天気次第で計画を変えていたことはありますが、それでも晴天と雨天時の、簡単な候補程度は組み立ててありました。)

こうなったのには理由がありまして。

短く言えば、旅行寸前に発覚した「8/13の宿泊予定」の宿からのドタキャンです。

 

12日は、この北見で一泊。

13日朝は、北見駅から稚内を経由して釧路方面に行き、釧路~根室の間にある「厚岸(あっけし)」という駅のそばで二連泊して、釧路(釧路湿原)、根室根室半島花咲線)、弟子屈(硫黄山摩周湖)をしゃぶりつくす予定でした。

ですが、7月末当たり・・・出発10日くらい前になりまして、厚岸の宿から電話が。

曰く「じゃらん経由の予約と、直接電話の予約がブッキングしてしまったのでキャンセルさせてもらいたい」との事。

話を聞けば、重なった相手は九州からの団体客。

対して私は関東から来て、北海道パスを利用した一人旅で自由が利く身。

人のすることにはミスがあり、電話を受けた印象も悪くなかったので、キャンセルを快諾し、そのまま13日夜の宿を探しましたが・・・いい場所が見つからず。

 

 

そもそも、北見は「旭川~釧路」の間を結ぶ、「分岐もない一本線路の途中の都市」でしかありません。

再確認の為、北海道の路線図を再表示してみます。

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北海道路線図。

お判りいただけたであろうか?(低音)

 マイカーで旅行ならば、北見から行ける場所は少なくないのですが・・・汽車旅行だと、北見からは旭川方面か、釧路方面しかルートがありません。

明後日は釧路から根室の向かって花咲線を25%ほど進んだ場所にある「厚岸」で一泊する関係上、可能ならば釧路方面に進みたい所。

旭川方面は一応、観光しながら来たので戻るルートは想定してません。

しかし、宿がない。

厳密にはあるのですが、この一泊で「北海道紀行でかかった金額が2倍になってしまう。」ような、超高級旅館みたいなのしかないので問題外。

根室のグランドホテルが空いてましたが、15000円する上、以前宿泊したことがあり・・・エアコンがないことを確認しているので可能な限り省きたい所。

 

あれやこれやと考察した結果。

北見で二連泊が無難かつ、重たい荷物も置きっぱなしで身軽の旅行ができるということで、「ホテルクラウンヒルズ」には二連泊で予約をしてあります。

 

つまり、13日は北見を出発して、北見に戻れる場所で一日観光の計画を立てる必要があるわけです。

C氏も予定は開けてくれてますので、C氏に頼ろうとしたのですが・・・。

「微妙なところしか残ってない。」

とのこと・・・八方ふさがり。

しかし、そんな実りのなさそうなC氏との雑談の中からこんな情報が出てきました。

 

「留萌(るもい)線もいつ廃線になるかわからないからなぁ。」

 

SO★RE★DA★!

というわけで、13日の予定は、こうなりました。

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13日の予定、北見発 留萌着。

留萌線は、上の北海道路線図でみると、旭川の少し札幌寄りにある「深川駅」から、海沿いの留萌市へつなぐ、行き止まりの短い路線です。(一番薄い黄色の線)

深川を出発して一時間ちょっとで到着する行き止まりの駅。

割と景色の良いローカル線らしいので、ワクワクしながらこの日は就寝です。

朝も早いですしね。

駅まで歩いて10分程度。

特急に乗るので、特急券も乗車券も買う関係上、余裕をもって駅にたどり着きたいですし、起きたら朝ごはんも食べ終わって時間を置き、ウォッシュレットトイレがある環境の内に出すものは出してすっきりしておきたいですし。

それらを考えると、特急の出発が06:46ならば、05:30には起きないといけません。

 

青春18きっぱーの朝は早い。

(私は北海道パスですが、似たようなもの)

 

翌日に続きます。

※夏の北海道紀行が書き壊らないうちに、年末年始に九州紀行をし、3月には「この夏の北海道紀行で急遽行けなかった路線」に乗る、ぷち北海道紀行を計画してます。

急いでこの紀行の記録を書き上げないと・・・どんどん未記録の旅行が積み上がってしまう!

2019年 北海道電車紀行。~8/12編 その1~

8/12です。

今回の旅行は、私の生涯でもめったにない夏の9連休を使って計画をしました。

最終日も、いつもならば早めに帰って寝る時間を取りますが、電車の旅は自分で運転しないで良い分、きっと疲れはあまりないだろうという推測の元、最終日の夜に帰宅する計画にしてあります。

仕事が終わった日である8/8を入れれば4日目ですが、実質まだ丸二日間しか旅行に費やしてないという計算になります。

巡った観光地も、室蘭の地球岬と、稚内宗谷岬&ノシャップ岬。

なのに。

なのにですよ?

 

朝起きた時に、思わず口にした一言がコレです。

「ん・・・疲れてるなぁ。」

 

精神的にも、「すんげぇ旅行してぇwwwww」という渇望感を満たすための旅行でもあり、年甲斐もなく体がウズウズして楽しみでしょうがなかった北海道旅行です。

が、3日目の朝にして割と満足状態。

どういうことだってばよ!?

 

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この日の、グランドホテル藤花の客室から見た、名寄市街地。やっぱり曇天 orz

 

この日は、遠軽に住まう昔の友人、C氏と落ち合い、C氏の運転で地元観光地をご案内いただけるという予定になってます。

電車旅行はちょっとお休みです。

が、名寄から遠軽って割と遠いのですよ。

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旭川から北に上がった場所が名寄、旭川から東に向かって、かくっと線路が折り返して南に曲がっている角が遠軽。(北見の手前です。)

調べてませんが、名寄から旭川が大体100㎞弱。

旭川から遠軽がやっぱり100㎞弱あります。

なので、私も旭川に電車で向かい、C氏もマイカーで旭川を目指していただき、旭川の駅で合流しようという計画になりました。

 

この相談中に、C氏に言われました。

C「らなっく氏、私よりも北海道観光してるから、もう案内する場所無いんだよね。」

ら「まぢすかっ!?」

 

今でこそ行きませんが、今住んでいる栃木は、私は割とあちこち旅して観光して回ったと思ってます。

・・・まあ、北海道広すぎて、行く場所によっては日帰りがムリゲーですからね。

比較できない例外的なものなのかもしれません。

 

この日は、悠々と09:30頃チェックアウト。

前日、稚内セイコーマートで購入しておいたおにぎり2個を朝ごはんに食べ、朝シャワーの後に荷物の最終整理です。

今日、どっかのヤマト運輸か郵便局で、明らかな不要荷物を家に発送して少しでもスーツケースを軽くする計画がありますので、残すもの、送り返すものを分けておく必要がありました。

昨夜、無意識のうちに片づけてあったのが確かなのか確認をしましたが、びっくりするほど確かでびっくり。

洗顔や朝シャワーで使用した持参アメニティ系もしまい、冷蔵庫やお風呂に置き忘れがないか再確認。

いつも部屋を出るときは、「お世話になりました。」と一礼してます。

退室が遅いときは、部屋掃除のおばちゃんに見つかったりすることがありますが(汗

 

2泊お世話になりました、グランドホテル藤花(ふじか)。

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この写真はチェックインの時にも貼りましたが、撮影はこのチェックアウトの時でした。

連泊で、スーツケースを置くことができた事で、稚内観光が実に身軽でした。

ものすごく助かりました。

ホテルもきれいだったし、スタッフの対応も丁寧で好印象。

値段が安いのに、「グランドホテル」という名前に恥じないクォリティでしたよ。

稚内方面の観光には、名寄は便利なのでまだ利用させていただく候補として、心のメモに残しておくことにいたします。

 

旭川行きの汽車は、10:01出発。

お昼は、合流後に予定しているので途中で買い物は・・・お茶だけ確保。

私はもう少し早く出ても問題なかったのですが、9時台の汽車だと10時には旭川に到着することになり、C氏がそれに合わせるように行動すると、7時前に起きて8時前には出発をしないといけないと聞いて、この時間になりました。

このスケジュールでも、9時にはC氏は自宅を出発しているはずです。

 

C氏は、出会ったときは埼玉県所沢市に一人暮らしでサラリーマンをしてました。

が、腰のヘルニアが悪化して一人暮らしが成り立たなくなり、泣く泣く会社を辞めて、実家の遠軽に戻って実家住まいになってます。

遠軽どころか、C氏の自宅には何度かお伺いしておりますが。

まー、私の山形の田舎にも匹敵する素敵な田舎っぷりです。

遠軽のほうが民家が多く、C氏の自宅は駅のそばである分、田舎度(謎)は低いですが、真冬に孤立しかねない部分や、ヒグマやエゾシカ、キタキツネなどの野生動物の豊富さは敵わないので、きっといい勝負でしょう。

 

そんなこんなで名寄の駅に到着。

名寄とも、今日でお別れです。(大袈裟)

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名寄の第二ホームから北・・・稚内方面を望む。

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第一ホームから跨線橋を渡ると、第二ホームにて私が乗る予定の旭川方面の汽車が待ってました。

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第二ホームから第一ホーム方面を見ると、稚内方面へ向かう汽車が見えました。

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第二ホームから駅舎側じゃないほうを見ると、よく空港で見かけるような地名の地文字が、

 

そして汽車は定刻にて出発進行。

名寄は良い町でした。

北海道旅行の拠点としては、札幌、旭川が便利なのですが・・・海外からも観光客が押しかけ、売り手市場なのでしょうね・・・宿代がとにかく高い!

旭川とか、一か月前の状態では2万円以下のホテルは皆無でした。(むろんジビホ)

その点、名寄は稚内に少し近いこともあり、稚内に向かうにしても旭川出発よりも一時間位遅く宿を出発できますし、宿泊費用は安い。

駅のそばにコンビニがありますし、ツルハドラッグも割と遅い時間まで空いているので、最低限度物資や食料の仕入れに困るようなド田舎ではないですし。

宿の予約状況で、苦肉の策でしたが結果オーライだった気がします。

・・・始発の旭川から乗らないと、運が悪い場合は名寄ですでに満席の為、稚内方面は立ち乗りになったりする恐れがあるのが怖いところですが・・・。

高い旭川の宿を取るくらいならば、名寄に止まって特急使った方が安いかもしれませんね。

・・・鈍行で行く旅にこそ価値を感じる場合は話が変わってきますが。

そんな訳で、連泊の拠点にしただけの名寄ですが、私にとって割と気に入った町となりました。

歳を取り仕事もドロップアウトして終の住処を探すときは、こんな町が良いのかもしれないとか思ったり思わなかったり。

 

ここからは名寄から旭川までのダイジェストとなりますが、あんまり写真撮ってないんですよね。

塩狩峠で動画を取ってた部分もありますし、どうにも曇天で景色が映えないのです。

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士別駅。名寄よりも南で割と大きな駅です。有人駅であり、ホームも2つあって跨線橋もありました。

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剣淵駅。ここも跨線橋がある立派な駅でした。

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和寒(わっさむ)駅。跨線橋がある駅しか撮影してない疑惑?

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塩狩峠を上っている最中です。

この塩狩峠の歴史には、国内だけではなく、とある理由で海外でも有名になった事故が存在します。

いろんな人が紹介してますし、調べれば簡単にわかることではありますが、ひょっとして初めて知る人もいるかもしれませんのでご紹介させてください。

ただでさえ文章が長いブログなので、詳細はURL参照にて。

 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/49402

 

要約すると、明治時代の終わりに、今の私同様、名寄から旭川に向かう汽車がありまして。

この塩狩峠を上っている間に、一番後の客車の連結が離れてしまい、一両だけ坂道に引っ張られて暴走をしてしまいます。

この時の客車は満員だったそうです。

鉄道職員の一人がブレーキで止め切れないことが発覚した後、線路上に身を投げて自分自身の体をブレーキにすることで車両が停車し、大惨事になることを防いだという内容です。

この事故での死者は、身を投げた鉄道職員一名だけ・・・と記録にはあります。

この鉄道職員がクリスチャンであったこともあり、有名な作家の三浦綾子が「塩狩峠」という本を書いて有名になりました。

 

ただ、鉄道職員が身を投げたことでブレーキの作用があったのかとか、事故を防ぐための自己犠牲の精神で起こした行動だったのか?  大惨事に至れば責任を追及されることになるので、それから逃げるための自殺であったのではないか? とか、まあ、色々な推測が飛び交ってます。

 

三浦綾子著の、「塩狩峠」では、実際に亡くなった鉄道職員の本名を彷彿とさせる「架空の人物」を作り上げ、クリスチャンとして自己犠牲の尊い精神を全うしたことによる尊い行動であったことを書き上げてます。

実際に塩狩峠を通ってみた感想ですが・・・鉄のレールの上に鉄の車輪で移動し、極力摩擦を軽減することで効率よく移動することを前提として設計された鉄道には、大変厳しいルートであることは感じ取れました。

上り始めは、まっすぐに結構な勾配を上り始め・・・しばらくするとルートが畝って多少は傾斜を軽減する・・・そんな感じでした。

なので、傾斜に差し掛かる前に勢いをつけて、まっすぐの傾斜はできるだけ惰性をうまく使って上り、速度が下がったころにカーブなどを利用してヂーゼルエンジンのパワーで登れるように・・・と、設計したのではないかと推測できました。

同じルートを、8/10の夜にも通ってますが、座れない状態で披露にて一杯いっぱいだった上、塩狩峠周辺はもう真っ暗で全く景色がわからなかった状態ですから、さっぱり記憶がありません。

 

今の鉄道の安全は、各地で犠牲者や被害者を伴う残念な事故が発生し、その事故を二度と起こさないようにする努力と、「起こさないように対策しなければいけない」という社会的責任、周囲の監視、法整備によるコンプライアンスの順守などの強制力により多額のお金が使われて積み上げられていった土台の上に成り立っていることを、今利用する私たちは忘れてはいけないと思うのです。

・・・こうして現地に訪れたり、調べたりすることで初めて知ることも少なくないので、忘れるどころかそもそも知らないことだらけなのは、苦労したり怪我したり、犠牲になった先達には申し訳ないような気がしないでもないです。

が、日本は世界的に狭いといわれていても、一般人が社会人としての責務を全うしつつ、全国津々浦々を巡ってそういう歴史のすべてを知ることはちょっと難易度が高すぎると思うのです。

多少は勘弁してもらいたいというのが本音です。

しかし、知ってしまったら、礎となった先達には手を合わせることで感謝を伝えたい。

 

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塩狩駅。峠を上りきったところにあります。

とりあえず峠を上り切り、塩狩駅に到着しました。

駅のそばには、三浦綾子の旧宅を復元して塩狩峠記念館が運営されてます。

あと、身を投げて殉職した鉄道職員の顕彰碑があります。

時間があれば立ち寄りたいところですが、時刻表的な理由と、約束などもあり断念。

また北海道に来た時には、立ち寄り候補に加えたいと思います。

駅では数名が下りていき、同じくらいの人数が乗ってきました。

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古い駅名の看板が残る塩狩駅舎。

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停車中の汽車から進行方向のホームの様子。

 

塩狩駅から先は撮影してません。

というわけで、旭川駅に到着です。

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旭川駅にて、乗ってきたキハ系の汽車。

 

綺麗になった旭川駅の改札をくぐると、懐かしい顔が待ってました。

この日会う予定の、C氏です。

お元気そうで何より。

 

愛車を、旭川駅とつながって建てられているイオンの駐車場に置いてきたというので、イオンでなんか買うか食べて駐車場代を浮かせようという話になりました。

ら「ここ、クロネコとか郵便局の拠点あります?」

C「クロネコがありますね。」

 

昨夜のうちに整理した、「家に送り付ける荷物」を、クロネコの拠点で買った段ボールに詰めて発送手続きを取りました。

この運賃でも、「〇時間駐車料金無料」の対象になったので、イオンでは他には何も買わずに出発し、旭川駅を後にします。

 

5000文字近い上、一度7000文字までぶっ通して書いたのにPC電源落ちて消えた悲しい過去があるので、この辺で次のページに行きます。

2019年 北海道電車紀行。~8/11編 その3

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ノシャップ岬と、稚内市内の近さ。

 

ノシャップ岬から稚内駅へ戻ってきました。

近くのニッポンレンタカーさんに、お借りしたN-BOXを返却。

「無事故返却感謝の割引チケット」を頂きました。

来年の8月まで有効期限がある、500円値引きのチケットです。

・・・ただ、北海道地域限定という。

私はこのチケットを使うことができるのでしょうか・・・。

冬にも北海道に行くつもりではありますが、真冬の北海道で運転できると勘違いするほど、うぬぼれてません。

北海道が、全国一交通事故が多い理由に推測が付かないほどは鈍くはないつもりです。

 

 さて、稚内駅です。

今日の宿は連泊ですので、名寄市のグランドホテル藤花ですから、晩御飯はありませんし、名寄市は夜が早いのでお店は壊滅と考えるべき。

コンビニ晩御飯を避けたいならば、今のうちに稚内市内で買ってしまうのが吉でしょう。

ですが、ここで重大な選択を私は迫られていたのです。

 

名寄に帰る汽車をどうするか・・・という選択でした。

何が問題なのかというと。

この問題に気が付いた時点での時間は、16:50位でした。

稚内から名寄方面に出発する汽車は、今日の時点でもう「あと2本」しか残ってません。

 

① 17:46に稚内を出発する特急で、名寄には20:30到着・・・と2時間44分で帰れます。

② 18:04に稚内を出発する普通汽車(鈍行)で、名寄には21:45到着なので、3時間45分かかります。

 

先発の特急を選んでしまえば体はらくちんですが、私が持つ北海道パスは特急を利用する場合は乗車券として使用できませんので、まるっと6150円必要になります。

後発の鈍行を選んでしまえば、4時間ほどかかりますが追加料金無しで名寄に戻ることができます。

お財布事情を見たら、余裕で鈍行を選ぶべきなのです。

でも、疲労状況から少しでも早くホテルに帰って休みたいという気持ちもあり、特急も捨てがたい。

しかし・・・悩みどころがこれだけならば、「汽車の中で寝ればいいんぢゃね?」ということで、迷うことなく鈍行を選べるのが私ですが、ここにもう一つ決断を迷わせる要素があったのです。

 

稚内駅構内が、混雑しすぎている!

 

あまり見知らぬ他人を撮影することはしないようにしているので、混雑具合をとることはできませんでしたが、明らかに様子がおかしい人数がいます。

どう見ても、改札の横に並んでいるんですよね。

嫌な予感がして、駅員さんに聞いてみました。

 

ら「すみません、昨日の終電って混雑してました?」

員「昨日の終電は乗れない人が居たみたいですよ。」

 

・・・・・やっぱりか orz

鈍行しか対応してない乗り放題パスである、「北海道パス」や「青春18きっぷ」でここにきていて、今日中に旭川方面に帰りたい、稚内から去りたい人が相当数いる様子なのです。

それらの人は、私同様に「鈍行で帰らないと追加料金が大幅に発生する」という条件を抱えてます。

北海道の鈍行は、キハ系の汽車一両とか二両程度で運行されているため、路線や条件によっては、この時期とんでもない混雑になることがあります。

・・・ここ、稚内の夕方のように。

稚内は、「宗谷岬」という北海道でも屈指の重要観光ポイントを抱えてます。

宗谷本線という路線の終点であり、主要都市である旭川や札幌からの時間を鑑みるに、ここに来た人は手短に観光をして宗谷本線をUターンするか、ゆっくり観光して一泊してから翌日に稚内を去るか・・・くらいしか選択肢がない事。

(厳密には、稚内空港から空の便で移動する手段もあります・・・が、高い!)

日帰りUターンする人は、どうしても夕方以降の汽車に乗りざるを得ないタイムスケジュールになり、上記の2本の汽車のどちらかを選びざるを得ない状態に陥る。

 

よって、観光客が増えるお盆とかは、最終汽車に乗れない人が出てきたりするわけです。

更に、決断すれば確実に乗れると思われる特急は先発で、鈍行が後発となる時刻表にも悪意を感じます。

これが逆ならば、鈍行に乗れなかったら特急にのるしかないかぁーと、2回の選択が許されますが。

出費をケチって特急をパスした上、鈍行の改札の列に並び遅れて乗れないと、稚内で一泊をしないといけないという悲劇が待ってます。

当然予定してた宿はキャンセル・・・当日キャンセルですから、宿泊費用全額キャンセル料として請求されても文句が言えません。

更に、稚内で宿が見つかるのかという問題点もあります。

・・・多分、そういう人が一晩過ごせる場所がどっかにあるんぢゃないかと思いますが・・・現時点知らないので、「駅の外で野宿か!?」と、恐れ戦く訳です。

 

ここまで脳内分析した上で、昨夜は最終汽車に乗れなかった難民が出たという事実。

 

・・・・・・。

チキンな私は、特急の指定席を買いました。(白目

子kで6640円の出費です。(ちーん)

皮肉なことに、通常の券売機のほかに、「クレジットカード専用特急券売機」なるものが設置されてまして。

宗谷本線の終点である稚内駅設置ですから。

行先と、普通汽車/特急自由席/特急指定席かを選ぶだけで切符が帰るという便利な端末になってました。

まあ、距離とか時間とか実用性考えれば、旭川までのすべての駅と、札幌までの選択肢があれば用足りそうですよね。

 

そんなこんなで特急切符を手に入れた私は、駅構内のセイコーマートで晩御飯になるものを購入して、待合者用の椅子に腰かけました。

周りを見渡すと・・・どうみても、「これから鈍行で数時間頑張る!」的な貧乏旅行をするような人はそれほど多くなさそうな雰囲気に、今頃気が付く訳です。

後で知ったことですが、「風っこそうや号」という特別列車が到着した後だったらしく、それに乗っていた観光客が稚内駅に留まっていただけだったみたいです。

 

https://www.vill.otoineppu.hokkaido.jp/kakuka/kazekko-soya.html

 

無論、その中でも最終汽車の座席を確保すべく、一時間以上前から改札の横で並んでいた乗り放題チケット利用者達もいましたが、急に選択を迫られて視野が狭くなっていた私にはそこまで気が付けなかったようです・・・。

何事にも経験が必要・・・汽車で稚内に来たことが初めてな私は、目の前の「最終汽車の改札の列」で最前列に並び、楽しそうに会話をしている高校生~大学生と思しき若者のの集団にさえも、この場での旅行運行の判断において劣っている「北海道汽車旅行の初心者」であることを再自覚させられたのでした。

 

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駅構内に設けられた、現時点の新しい終点。

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駅ビルに設置された出窓みたいなテラスから、到着したばかりの「風っこそうや号」を見る観光客。

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駅構内で、謎のゆるキャラと触れ合う子供。

 

そんなこんなをしているうちに、私が切符を買った特急宗谷が入線。

乗客がすべて降りて、改札が始まりました。

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のる特急。キハとは違い、圧倒的近代感がありますね。

・・・正直、特急の改札は並ぶこともなく、人もまばら。

指定席はちょっと早まったかなぁ・・・と思いつつも、差額は500円なので、きにしないことにして、指定席車両へ移動しました。

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特急のロゴマーク

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駅のホームからみる終点。

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JR線、北と南の駅表示。友好都市締結とかしてたんですね。いつか枕崎にも行きたい所。

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その枕崎駅からは、JR路線距離でなんと、3,099㎞。

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JR駅の南端は、枕崎線の途中にある西大山駅です。(線路が南にしなっていて、枕崎はやや北に戻った位置にあります。)

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北海道内のJR最南端駅、函館駅からは703㎞だそうです。700㎞あったら、東京から大阪間を超えているのでは?

 

そして、指定席汽車に乗り込ました。

その車内の様子です。

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The 貸し切り!

これはひどい

いやいやまてまて、稚内駅よりも、南稚内駅のほうが稚内市内中心部に近い。

きっと南稚内駅で人が乗ってくるって。

 

・・・・・来ませんでしたけどね!

 

ただ、切符拝見の車掌さんに聞いたところ、自由席はたった一両編成だったようで満席だそうです。

指定席は、他の車両にはちらほらと乗っている人が居て、ここだけ貸し切り状態だそうです。

切符を買うとき時間優先で「座席位置は券売機にお任せ」をしてしまったことが悔やまれる。

きっと「自分で座席表から選ぶ」をしておけば、ガラガラだったことを事前に察知できたはず。

しかし、自由席は満席に近く、あとから指定席にする場合は追加料金がかかりますが、最初から指定席切符買うより高くなるみたいなので、私の選択はきっと間違ってなかったと思いたい。

なお、車掌さんからもう一言頂きました。

「今日の最終汽車も、たぶん数名あぶれますよ。

私は正しかったのだ・・・きっと。

・・・リップサービスでないことを祈りたい。

 

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指定席車両の一号車。キハと違ってちゃんとデッキがあり、洋式トイレもあります。ゴミ箱もありますとか書きそうになりましたが、キハにもゴミ箱は設置されてました。

 

ここからは名寄までダイジェストでお届けます。

もっとも、途中から暗くなってしまい、景色は撮影できてませんのでそれほどありません。

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稚内南稚内→抜海 と来て、その先にある、僅かに海が見える場所。

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豊富駅のホームの反対側には、古い汽車を利用した休憩所なのか、事務所なのか、物置なのか・・・まあ、有効利用されておりました。

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特急なので、すべての駅には止まりません。スマフォ撮影の為、シャッターがちょっとでも躊躇すると、ご覧のあり様です。

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幌延駅で停車です。隣のキハは、稚内で夜を迎え、明日の始発として準備される汽車だと思われます。

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セイコーマートのから揚げです。美味しすぎるのです・・・!!

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名寄で降りるときに取った、特急宗谷の案内。札幌まで特急直通とは便利なので、次は利用したいと思ったものの、きっと切符代が高いのだろうなぁ・・・・と思いましたが、調べてみたら7340円(自由席)でした。距離を走るのどんどん距離単価が安くなる計算なので、名寄~札幌の距離を考えたら相当安い切符になりますね。なお、距離は396㎞だそうです。

 

そして、名寄に到着。

夜の名寄の景色は、昨日の写真で代用できるほど、何も変わってませんでした。

昨夜は知らなかった、駅から帰るルートでコンビニとかお店が開いている道を選び、微妙に足りないお腹を気遣いながらも、明日の朝ご飯をコンビニで入手。

宿についてシャワーを浴び、翌朝にドタバタしないように荷物を整理しているうちに、いつのまにか寝てました・・・。

起きたらちゃんとベッドにいて、洗顔や着替えに使う荷物以外はすべてスーツケースにまとめられていたので、無意識にしっかり仕事は済ませていたようです。

まだ4300文字ですが、日付が変わりましたので、次は次のページへ。

汽車を降りた後何一つ写真を撮ってないところを見ると、本当に相当テンパっていたようです。

まあ、仕方ないですね。

2019年 北海道電車紀行。~8/11編 その2~

宗谷本線の鈍行に乗り、名寄から稚内へ移動した所が前回のページだったでしょうか。

実質写真ダイジェストのみでしたが、こちらもたた汽車に揺られて写真を撮ったり景色を眺めていただけですので、それほど書くことはないんですよね。

宗谷本線の汽車からみた線路や景色の様子は、youtube等にもたくさん上がってます。

鈍行だと5時間近く乗ることになりますが、正直あっという間ですよ。

夏の北海道の魅力いっぱいの、とても素敵なローカル線でした。

 

 

 

さて。

稚内駅を堪能した所で、本日のスケジュールです。

稚内駅には、12:08に到着しました。

乗ってきた汽車とか、駅舎とか、宗谷本線の終点部分とか、色々撮影をして20分ほどが経過し、この時点で12:30となってます。

稚内には何度か来たことがあるのですが、基本車か二輪でして、駅の周辺には来たことが無かったので、あまり土地勘が無いというのが本音です。

北海道パスで特急が自由に乗れないという事実の発覚から、相当な時間と労力が毎日の「のる汽車の時刻表確認」に費やされていて、観光ポイントの地図確認まで回ってないという実情がありました。

ましてや、稚内といえば宗谷岬

日本国土最北端の地は外せません。

東は納沙布岬ですが、ロシアと交渉中の北方領土があり、現時点は最東端ですが、できればいつか北方領土問題が円満に解決し、日本の領土になることで「納沙布岬が日本最東端ではなくなる日」が来ることを祈りたい所。

南は沖ノ鳥島で、一般人は立ち入り禁止。

西は波照間島ですが、いかんせん飛行機と船が必要で旅費が掛かりすぎます。

本州限定の東西南北とか、離島を含めない東西南北とか・・・日本本土の東西南北性はにもいろいろな種類がありますが、最北の地「宗谷岬」は安定してどの分類でも入り込んできます。

そして納沙布岬みたいに「北方領土問題がー」とか無い安定感!

外すことはできません。(大事な事なので2回目)

・・・まあ、北方領土問題は解決は難しそうなので、きっと私が生きている間は納沙布岬が最東端のままだとおもうのですが orz

 

稚内駅から宗谷岬は・・・きっと歩いていくのはちょっと骨なんだろうなぁ・・・3㎞の距離しかない地球岬ですら横着した私ですから、きっと無理だろうとあたりをつけてバスでも利用してみるつもりで調べてみました。

 

時間は、稚内駅発 → 宗谷岬着の順です。

  • 音威子府行き09:39 → 10:29
  • 中頓別行き13:20 → 14:10
  • 中頓別行き16:12 → 17:02
  • 鬼志別行き19:30 → 20:20
 
 
こっちは、宗谷岬発 → 稚内駅着 です。
  • 駅前ターミナル行き07:21 → 08:26
  • 駅前ターミナル行き08:44 → 09:40
  • 駅前ターミナル行き11:14 → 12:08
  • 駅前ターミナル行き14:55 → 15:47

12:30現在だと、最速で 13:20発で宗谷岬に、14:10着。

宗谷岬を出るバスは最終で、14:55発 となります。

 

宗谷岬自体には行ったことがあるので知っているのですが、宗谷岬そのものの観光「だけ」ならば20分もあれば用足りますが、岬から宗谷丘陵に上がる道にも海戦時の慰霊碑や、稚内周辺で唯一の「明治時代から残る建築物」等があり、それらも廻ろうとすると、45分では時間が足りません。

稚内から名寄に戻る汽車は、18時前後までありません。

今日は稚内敢行が終わったら名寄に戻るだけなので、18時前後の汽車出発まで、できれば時間一杯一杯までたっぷり楽しめるといいなぁ・・・とか考えてました。

バスで宗谷岬に行く場合は、稚内で宿を取り、始発のバスに乗って10時半からがっつり3時前の最終バスまで楽しむ方が向いているんぢゃないかと思いました。

次からはそうすることにしましょう。

 

バスをあきらめるとなると、レンタカーも考慮に入れます。

レンタカーならば、稚内駅よりも西側のノシャップ岬も、宗谷丘陵も、宗谷岬も、全部自由に時間一杯まで観光できます。

幸い、安価で有名なニコニコレンタカーが駅前にありましたので問い合わせをしてみました。

「申し訳ありません。本日は予約でいっぱいでして。」

デスヨネー。

 

お隣のトヨタレンタリースもアウト。

私が会員登録を済ませて会員証を持っている、レンタカー3社の内の最後の一つ、ニッポンレンタカーを訪ねてみると。

「本日の、17:00にお戻し頂ける形で宜しければ一台可能です。」

おおお・・・あった。

ただ、料金設定上、半日とかが設定できないらしく、ほぼ一万円かかるとのこと。

実際は、正月にスキー旅行で利用した時のポイントと、たまたま該当した割引キャンペーンが対応できて、支払いは7800円だそうです。

 

んー・・・歩いていくかどうか悩んだ宗谷岬へ、7800円かー。

保留にさせていただいて、駅前のタクシーに聞いてみました。

 

ら「すみません、ここから宗谷岬まで載せていただくと幾らくらいですか?」

タ「え?宗谷岬?  大体12000円位掛かるよ?」

ら「え?」

タ「それも片道でね。だから、良かったら往復分貸し切りで8000円でどうだい?」

ら「ちなみに、ここから宗谷岬まで何キロくらい距離あるんですか?」

タ「30㎞位だね。信号も少なく道は良いが、遅い車もいるし取り締まり激しいからね、45分くらいはかかる。」

 

30㎞!?

そんな馬鹿な・・・!

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稚内市宗谷岬周辺、北海道最北端部の地図です。稚内市街とあるあたりは、南稚内駅があるあたりです。つまり、今私が居る稚内駅は、それよりも少しだけ北に寄った場所にあります。(地図は稚内観光サイト様より)

 

大丈夫だろうと、確認を怠った箇所、そこには「もれなく」魔物が潜んでいる。

30㎞を歩いて移動?

ひざを痛めている私の足だと、8時間じゃ付かない距離ですよ。

万全の体制でも、膝が痛み出してリタイアしても不思議じゃないレベル。

なんで今まで、稚内駅から宗谷岬の距離を調べたりしなかったんだろう・・・とつくづく反省。

・・・まあ、汽車で旅をしようとしたのが今回初めてだから仕方ないんですけど。

自分の足(車、二輪)で現地に居たら、30㎞なんてすぐですし。

ただでさえ、日本の国土の1/4を占めている北海道です、ここまで走れば距離間隔なんて完全にマヒしてしまい、30㎞とか「隣のコンビニにいってくる」レベルですよ。(大袈裟)

 

タクシーの運転手さんの提案はお断りさせていただき、ジャパンレンタカーさんで、軽レンタカーを利用することにしました。

 

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四時間だけの相棒、N-Box

 

事前調査していれば一分で済みそうな内容を、無知故の無駄な調査で30分近くかけて調べたので、時間はすでに13:00を回ってました。

残された時間は4時間。

稚内駅前の、ニッポンレンタカーを出発。

 

向かうは宗谷岬

海沿いの道を行こうかと思ったのですが、稚内市内の海沿いは稚内港がある関係で港湾設備や海産物加工工場、船舶関連の整備拠点などが立ち並ぶ「湾岸工業地帯」みたいになっており、ちょっと走りにくかったので数本内陸を走る国道に入りました。

距離にして30㎞。

途中、沢山の風力発電の風車があり、稚内空港があり・・・だんだん宗谷岬が近づくと、4車線あった道路は対面二車線になり、地元らしいのんびり走行の軽トラが渋滞を引き連れるという、田舎によくある光景が繰り広げられてました。

パトカーの取り締まりは見えませんでしたが、この上なくおとなしい安全運転を心がけます。

慣れない地、取り締まりの激しい北海道、レンタカー。

油断すると事故を呼び込みそうでちょっと怖かったです。

 

そんなこんなで宗谷岬、到着です。

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天候が悪いのに大盛況。お盆の宗谷岬駐車場。

ここについたら「これをやる!」っていうのは人それぞれあると思います。

道を挟んだ反対側の神社にお参りするとか。

日本最北端の地のモニュメントを前に記念撮影をするとか。

間宮林蔵銅像を撮影するとか。

最北の地を謳うお土産屋さんで、日本最北端の地来訪証明書を購入するとか。

 

私としては、日本最北の地のモニュメントだけで割と十分と考えるタイプです。

初めてではありませんしね。

しかしー・・・。

 

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モニュメント前の記念撮影の順番待ちする人々と、それを淡々と見つめる間宮林蔵銅像)。

混みすぎワロタwwwww

酷い有様です。

間宮林蔵も苦笑いでしょう。

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間宮林蔵銅像

樺太が半島ではないことを確認し、間宮海峡を発見した御仁です。

歴史の授業でも普通に出てくる人なので有名ですね。

この銅像を取りながら待ってみたものの、1グループ1グループの撮影に掛かる時間が大変長い為、撮影の合間にサクッとモニュメントの撮影だけしてしまおうと企みました。

その結果がこちら。

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交代で待っていた人が走りこむシーン。

非常にシュールな江面になってますが、何枚か交代の合間に撮影したものの中でこれが一番マシという有様。

まあ、モニュメントは写真撮ったし。

あとはなんかお土産買って、ご飯食べることにします。

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日本最北端を謳うお土産屋さん。

ここで昆布とか、北海道特有Tシャツとかを買いました。

まだ旅行は出発から3日、旅行そのものは2日で、あと7日あります。

あまりお土産増やすと連泊できる名寄の宿を出るときに苦労するのでほどほどに。

 

続いて、国道を挟んだ反対側へ。

海から離れ、宗谷丘陵といわれる丘陵地帯に上がります。

こっちには、この辺の海戦で戦没した方々(国籍問わず)の慰霊碑や、地元海産物を使ったホタテラーメンのお店、あとお土産屋さんやお食事処があります。

さらに奥に行けば、「日本らしからぬ風景」として大変有名な「宗谷丘陵」の中心部にたどり着けます。

天気が微妙だったので、宗谷丘陵の中心部までは今回は行ってません。

あそこは晴れた時を見てしまうと、この天候のなか向かう気にはちょっとなれないのです。

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宗谷丘陵への上がり口から、宗谷岬方面を見返ってみる。写真中央がモニュメント。

ここまで階段を上がりましたが、この先食事処までは割と距離があることを再確認したので、ここで折り返して車で上がることにしました。(白目

この後、一番奥の食事処で、最北丼というものを注文し、遅い昼食としました。

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最北丼。

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最北丼。・・・大事な事なので2回(ry

ウニとホタテとイクラの三食丼の事を指すそうです。

上記の3つは大好物ですが、タコイカエビはアレルギー持ちの上、苦手。

カニも割とアレルギーきついですが、好物なので親戚の家に行ったときは覚悟を決めて食し、翌日一日寝込むということをしてます。(汗)

色んな組み合わせがありましたが、旅行中でも寝込まないで済むメニューで一番おいしそうで、かつ財布へのダメージも低めで住むものがこれでした。

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メニューです。

ウニ丼が食べたかったな~♪(ドルアーガの塔のBGMで、Vo.初音ミク

 

宗谷岬から食事処までの間は今回写真を撮ってません。

ので、2012年の撮影時の写真でご紹介します。(この時も曇天でした・・・。)

 

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2012年撮影、モニュメント前。この時は割と空いてました。

 

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宗谷岬樺太宗谷海峡間宮海峡の位置関係地図。

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宗谷岬という歌の楽譜と歌詞。めっさ古い(明治時代とか)歌なのかと思いきや、作曲が船村徹先生です。

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宗谷岬の「楽譜の石碑」の外観です。

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稚内市で唯一の明治時代の建築物の説明ですね。

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旧海軍望楼です。

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稚内市による望楼の説明です。

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望楼から望む、宗谷岬モニュメント方面。最果てのお土産屋さんが見えます。

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望楼の出窓みたいなところから顔を乗り出して、他のモニュメント方面をのぞき込んでみました。結構きっつい姿勢で撮影してます。

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望楼のくすんだガラスの中をガラスの外からのぞき込んでみました。ほとんど何も見えません・・・。

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あけのぼ像の説明。「寒すぎて畑作が無理!」と見限られ、酪農に切り替わった記念だとか。農業のあけぼの?

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あけぼの像そのもの。「ここで〇〇(notエロい事)したカップルは長く幸せになれます。」的なラバーズモニュメントと勘違いしそうです。

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ラペルーズ伯爵を称える石碑の説明。海峡名になったのですね。

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石碑そのもの。

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石碑の説明文ですね。

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宗谷岬灯台です。宗谷丘陵の高台にあるんですね。きっとそのほうが灯台としての役割を果たしやすいと判断されたのではないかと。

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間宮堂というラーメン屋さん。いつも混んでて、一度も入れたことがありません。稚内で一泊するときには時間が取れると思うのでいつかは・・・!

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戦中の慰霊と、平和を祈念する石碑です。恒久的平和を求めることは歴史を鑑みるに不可能ですが、我が子の為にわずかながらの平和な世の中を残そうとする試みはきっと無駄ではないはずと信じてます。

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宮沢賢治の詩。

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宮沢賢治の詩の説明です。

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ここに学校があったようです。

昔の写真はここまでになります。

戦没者慰霊碑とか、学校跡の記念碑とかは、ちょっと切ないものがありますね。

たとえ敵国であっても、沈没した潜水艦の乗組員を悼むとか書いてあるともう・・・。

 

気を取り直して、遅くなったお昼ごはんです。
宗谷岬から宗谷丘陵に上がったエリアで、一番奥にあるお土産屋さん兼食堂にお邪魔します。

 

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メニュー。美味しさは間違いないですが、お値段も結構します(白目

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最北丼をチョイス。 お値段も2600円ですが、北海道に来た時しかウニやイクラは食べないことにしているので、躊躇しません。

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残念ながら、バフンウニは品切れでムラサキウニだけでしたが、美味しさが変わるわけではないので無問題。大変おいしゅうございました。

私は、海産物にアレルギーが多いですが、この三種はアレルギーに被らないので安心して食べられます。

地元の安い回転寿司で食うホタテとは大違いですね。

(ウニとイクラは北海道でしか食べませんので、比較できません。)

 

お腹も膨れて大満足したところで、宗谷丘陵を後にし、稚内市内に戻ります。

余った時間を使い、お土産の第一陣を購入して発送手続きまでをここで済ませてしまおうと画策しました。

北海道に来ると、お世話になってる人や仲のいい従業員などにお土産を買ってます。

・・・大体総額で2万円相当程(白目

ご自分で作ったお米を玄米でいつも安く(30㎏ 6000円)で売っていただいている農家の方とか、友人はイクラに目がないのを知っているのでできるだけ毎回買って言ってます。

が、去年は鮭が歴史的不漁の年でした。

親が取れなければ、卵も当然取れません。

良質の国産イクラがなかなか売ってないあり様。

売っていても、めちゃくちゃ高かったです。

なので、稚内港に併設された工場の直販店で買ってしまおうと思ったわけです。

 

「当工場で生産加工しました」

 

といううたい文句とともに、割と手ごろな値段で国産イクラ仕入れることができました。

イクラを買ったお店を写真でとるのを忘れてしまいましたが、お店が面している港通りの写真は撮ってありました。

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・・・・・・・・・・。

曇天だと、景色が映えませんね orz

 

お土産を購入して、宅急便にて配送手続きも完了。

ただでさえ荷物が重たい私です・・・今は手元になくとも、名寄のホテルにはでかいスーツケースがまだ転がってます。

ここで購入したものはここで発送し、手荷物にしないようにしました。

まだ時間が余っているのでノシャップ岬へ行ってみました。

ノシャップ岬は、稚内市街地から北西すぐの場所にある岬です。

距離も近く、稚内駅から10分程度でしょうか。

 

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ノシャップ岬のモニュメント。

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看板と海。宗谷岬と違い、人も少なく撮影はしやすかったです。

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以前仲間と来た時に、ここの二階のレストランでウニ丼を食べました。が、今年は「ご愛顧いただいている当レストランですが、今年は営業いたしません。」という看板が。

 

一階で、重さにならないお土産(ご当地お味噌汁、乾燥昆布)を買い、ノシャップ岬を後にしました。

 

うっかり、7000文字を突破したので、次のページへ。



















 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次に向かったのが、ノシャップ岬でした。

ノシャップ岬は・・・観光地としては大変微妙ですが、一応お土産屋さんがあり、岬にはイルカのモニュメントがあり、そこそこ立派な御飯屋さんもあって、以前訪れた時は美味しいウニ丼を食すことができたので、今回もありつけたらいいなーと。

 

稚内駅からノシャップ岬へは、便利な道ができていて、陸橋からの一本道であっという間でした。

道中、右手の山すら包む形で、自衛隊の敷地が広がってます。

柵の中では羊が沢山いました。(写真撮り忘れというか、車の運転中だったので無理)

なんで羊が・・・と思いましたが、メガソーラー敷地の除草には、ヤギを数匹放つのが最もコストパフォーマンスが良いという記事を見たことを思い出しました。

記事のメガソーラーは、大きなマンション群の敷地の一角にあり、ヤギの世話をすることでマンション住民同士の交流も活発になったという副産物もあったとか。

見ているだけで穏やかな気持ちになれる、良い風景でした。

日々の訓練で疲れた自衛隊員の皆さんも、この光景に癒されているのかもしれませんね。

 

稚内駅を出て10分もしないうちに、ノシャップ岬の看板が出てくるので、道を右にそれます。

通ってきた「宗谷さんセットロード」はそのまま一本内陸を走ったままノシャップ岬を折り返して南に向かってました。

オロロンラインまでつなぐのでしょう・・・というか、繋がってます。

二輪や車の時は、こっちの方から稚内に入りましたので。