2019年 北海道電車紀行。~8/9編 その1~
切符の説明をしようかと、前回の記事の最後に予告をしましたが。
切符の選択にも重大なミスがあり、出発後にすったんもんだした経緯があったので、あえて事前説明をしないことにしました。
なので、今回は出発の日の事を書きます。
・・・が、その前に日程について少し。
先の記事で、私の会社のお盆休みは6~7日と書きましたが。
私は今回、9日間のお休みを取ってます。
しかし、実際の会社のお休みは8日間です。
私は別に、有給申請をしたわけではありません。
そもそも代表取締役なんで、有休とかないですし(白目)
私はもともと、仕事や能力で皆を引っ張るようなタイプの社長ではないので、最低でも「一番休んでない」という部分だけでも一番であるようにしてますから、寝込んでしまう事が無い限りは休まないようにしてます。
そして、私が想定したお盆休みが上記。
9連休にしたい場合は、17日に有休をとって下さいなーという姿勢ですね。
有休も、労働者の権利であることを知ってますし、取得に関して理由を問うたろりしてません。
人が少ない零細企業なので、他に誰もできない仕事が入っているときだけは許可できない場合がありますが、そうでない限りは可能な限り有休は消化してほしいと思ってます・・・自分が休めなくても、休む権利は大事にしたいのです。
うちの会社は、第二土曜日だけは土曜日を毎月お休みに定めてます。
なので、上記カレンダー通りに「代表取締役」として決定したのです。
それに合わせて、一か月前から新幹線の予約は出来るので 7/9の10時過ぎには新幹線の指定席チケットを確保し、それに合わせて宿の予約も推し進めていきました。
ですが、それから5日くらい後だったでしょうか、元社長(現会長)が、「8/10は出勤、17日を代休にして8連休とする。」と勝手に朝礼で変更指示を出されました。
私に相談が無かったので、戦いが勃発。
「9日は休んでいいから、俺の言うとおりにしろ」的な高圧的指示をなされて、更に戦いがヒートアップ。
いつもお休みと決めている第二土曜日を出勤にするならば、それなりに事前に案内をすべきだと思ったのです。(6月の内位から告知するとか。)
この話、代表になる前ならば「ラッキー♪」とあっさり矛先を引っ込めたと思います。
実質 8/10~8/18の、9連休となるわけなので、北海道旅行みたいな遠距離旅行を計画する長期休暇としては願っても無い素敵な状況だとは思うのです。
が、上にも書いた通り「一番休んでない」スタンスを守りたいと思っていたところに「休めるならば文句はないだろ?」という感じの見下した指示が納得いかず。
しかし、「えきねっと」を確認しても、既に新幹線の予約しなおしは絶望的。
加えて宿の予約も、今の予約をキャンセルしたら撮り直しは厳しい状態。
・・・おそらく寸前にはドタキャンがでて割と取れたりしますが、不確定な危ない橋を渡るには、掛けようとしているお金とお盆連休という貴重なチャンスはあまりに高い。
仕方がなく私が折れ、8/9の仕事が終わった時点で北海道に向けて出発をする計画のまま実行と相成りました。
出発の日の時刻表はこんな感じです。
8/10からが旅行の本番で、きっと体力勝負になると思っていた為、ケチらずにきっちりと指定席で確保してます。(グリーン車やグランクラスは取りませんでしたが、割と埋まっていた記憶があります。)
そして、8/9.出発当日。
過去の「今日仕事終わったら俺、北海道に旅立つんだ・・・」という日はいつもとても忙しかったのです。
「そう簡単に旅立てると思うなよ? 仕事で出発が遅くなり、フェリー出航に間に合うかどうかやきもきしながら東北道を走りやがれ! 最悪乗り遅れるんだな!」
的な悪意をいつも感じるのですが。
この日は暇でした。
翌日、嫁からのメールでも「8/10は暇だったから早上がりになったよ。」と聞いているので、普通に仕事がトーンダウンして落ち着いてしまった様子。
普通に17:10の定時で上がり、シャワーを浴びて荷物の最終チェック。
自宅から出発地点である宇都宮駅までは、バスで15分位。
ただ、同じように仕事が終わって旅立つ人たちが多いことを推測し、一時間前に自宅を出発。
バ ス が 動 か な い !
・・・・・大渋滞でした。
GoogleMapを見ると、駅までのルート全部まっかっか。
でも、バス専用車線が割とスムーズに流れていたこと、渋滞していたことで停留所をでるバスが割とすんなり車線に戻ることができたこと、なにより渋滞の原因は駅ロータリーの端っこにある、一般車両に向けて解放された乗降口に向かう車線が完全固着状態だっただけで、なんだかんだで30分程度で宇都宮駅に到着しました。
ここで、私がいつも「旅行に行く前に食べていくもの」を食して旅立ちます。
ゲン担ぎでもあり、体力付けでもあり、気合入れでもあり・・・単純にいつでも食べたいと思うほどの好物でもあり・・・今の空腹を駅弁で賄ったら3つ食べても足りなさそうなので手ごろなお値段のコレである程度おなかをこなしておく必要があったり等。
うっかり撮影前に食べてしまった形跡がありますが、お気になさらずに。
そんだけおなか減っていたのです。
レシートのタイムスタンプを見ると、18:58に伝票が打たれてます。
記憶だと、確か19:15にはもう会計を済ませていたと思います。
牛丼をはかっ食らい、生卵を丸呑み。(丸呑み大好きなのです。)味噌汁は紅ショウガと七味を流し込む大事な水分。
一路、改札へ。
・・・しかし、荷物が重い。
重いのですが、宇都宮駅の改札へはエスカレーターがありますし、新幹線のホームへはエレベーターもエスカレーターもありますので、苦ではありませんでした。
【※この旅行での失敗その1】
吉野家牛丼特盛だけでは足りなかったので、駅弁を一つ購入。
地元宇都宮産とは言え、地元から出発する際に駅弁を買うことそのものが稀なので、まったく知らないラインナップで選ぶのも楽しかったですね。
結局一番安かったものを選択。
駅弁って、値段が高くなったからって、量が増えたりしないぢゃないですか。
なので、いつも一番安いものを選んでしまいます・・・それを2個3個買うので。
今日は牛丼買ったので、一個だけですけどね。
そして新幹線のホームへ。
荷物が重たくてできるだけ歩きたくないので、自分が買った指定席の車両へはどう行くのかしっかり案内板を確認し、一番近いエスカレーターからホームへ。
自分が乗る新幹線が入線してまいりました。
鉄道に詳しいならば、「これはN700系ですねー」とか語るのでしょうけど、乗るのは楽しいものの、車両の型式とかは別に割とどうでもいいと思っているので、「実は500系新幹線でしたー」って言われても「あ、そうですか。」程度のあっさり塩味な私。
大事なのは、どこかへ運んでくれることと、車窓の景色、車内の雰囲気なのです。
さあ、新幹線がきたぞー・・・あれ? 通貨していったぞー。
どうやら通過車両だったようです。
お盆の時機ともなると、臨時列車が大量に増便されており、実質5~10分に一本新幹線がやってくるとんでもないダイヤが組まれてます。
こんな緻密なダイヤで200㎞以上のスピードで移動する新幹線を運用できるのは日本だからこそなのでしょうね。
世界でも屈指のハイレベルサービスを体験できるというのは幸せなことです。
さて、余裕をもって入線前にホームへ到着したものの、いつもと違って指定席なので特に急ぐ必要もなかったなーと、次からは指定席なのか自由席なのかを確認して行動をしようと思いました。
【※この旅行での失敗その2】
一時間ちょっと揺られて、あっという間に仙台に到着。
仙台といえば牛タン。
平日、仕事が終わった後に仲間と良く牛タンを食べに仙台へ出発していた頃がありました。
片道250㎞あり、車で行くと・・・ちょっとでも東北自動車道の流れが悪い場合、行きつけの仙台牛タンのお店、「利久 多賀城店」のラストオーダー、22:45を過ぎてしまう事があります。
3回くらい過ぎてしまいましたが、「ああ、宇都宮の方ですね、注文受けますよ。」と受け付けてもらえて居り、すごすごとお店を後にすることは一度もありません。
一時、1~2週間に一度行ってましたので、割と顔パス状態でした。
利久、最高です!(宣伝)
話がそれました。
仙台では新幹線の乗り換えです。
仙台駅の乗り換えは簡単で、反対側のホームでした。
仙台駅に到着した時点で、既に乗り換える新幹線は到着してました。
在来線(鈍行)の乗り換えは不便ですが、高いチケットを買って乗る新幹線は、進行方向方面への乗り換えアクセスはスムーズになるように考えられてますね。
私がのる新幹線ですが、ちょっと変わった編成になってます。
前側8両が、「こまち」という秋田新幹線で、そこから連結された「はやぶさ」8両が、私がチケットを予約した新幹線で北海道へ行きます。
16両で東京を出発し、盛岡まで来たら切り離しをして、赤い8両(通過車両として紹介した上の写真のカラー)は「こまち」として秋田市方面へ。
後ろの緑色の8両が「はやぶさ」としてそのまま新函館北斗駅へ向かうという仕組みです。
なお、秋田に行く前側の「こまち」8両は、2両だけ自由席がありますが、北海道新幹線である、後ろ側の「はやぶさ」8両は全席指定席となってます。
私が利用する予定の「北海道&東日本パス」や「青春18きっぷ」は、基本新幹線は乗れませんが、「青森と北海道を渡る時だけ」限定で、追加チケットを買うことで新幹線を利用できます。
ただし、立ち乗り限定という条件付き。
それにここはまだ仙台なので、乗り放題きっぷでの乗車客はまだ乗れないはず。
・・・なのに、車両に乗り込んだ瞬間から、デッキには「立ち乗り客」が山のように。
大きい荷物を抱えた私は、指定席まで通るのに難儀したほど。
次の降りるのが終点である、新函館北斗駅でよかった・・・全員下りれば混雑も関係ないですしね。
しかし、全席指定の「はやぶさ」に立ち乗りが出ているっていうのはあれですか?
「こまち」の自由席が一杯過ぎて、立ち乗り客が「はやぶさ」に流れてきているという予想を立てました。
まあ、それは良いのですが・・・一つ困ったことが発生してました。
荷物の置き場所が無いのです。
札幌の親戚の家は、母親の妹・・・叔母が嫁いだ家でしたので、母親から・・・。
「お土産渡すので持って行きなさい。」
と指示を受けてました。
現時点立てていた計画によれば、札幌に立ち寄るのは16日・・・北海道を離れる前日で、一週間持ち歩く形になるので・・・。
「一番、軽くて小さいのを頼む。」
と要望をだし・・・。
「了解。」
と、了承を貰ってました。
・・・が、実際に受け取ってみると。
ちょっと立派なお中元お歳暮で使えそうなサイズと重さ。
唐草模様の風呂敷堤に包んで、片から背負って運ぶのが似合うようなやつ。
・・・重さ的に、ビール詰め合わせなんぢゃね? レベル。
まあ、受け取ってしまったものは仕方ないので、これをスーツケースに詰めようとしたのですが入りませんでした。(空っぽでも物理的に入らないサイズ。)
仕方がないので、フォーマルスーツやビジネススーツを入れて県外出張するとき用の、バカでかいケースを引っ張り出して荷造りしたのでした。
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B01ITDTXMK/ref=ppx_yo_dt_b_search_asin_title?ie=UTF8&psc=1
90L入る、60x180㎝の馬鹿でかい奴。
入れ物がでかくなってしまったので、容量が大きくなりましたので、スペースが空いていると荷物が遊んでしまうわけですから、小物をいろいろ詰めていったのです。
着替えも2日分を3回洗濯して回す予定が、4日分もって一回の洗濯で済むようにしたり。
サイズがでかいので、正直座席上の荷物棚に乗りません。
まず、重さが30㎏前後なので、安全のために持ち上げるという選択肢はあり得ません。
持ち上げた瞬間、新幹線が揺れて近くの乗客の頭上に荷物がー・・・とか、新幹線緊急停車の上、けが人搬出・・・私は損害賠償を抱える事件へ、待ったなし。
「らなっくの北海道電車紀行の旅はここで終わってしまった!」
に、なりかねません。
上に持ち上げられませんので、空港から直通の電車やモノレールによくある、「スーツケース専用荷物棚」が無いと置けないレベル。
新幹線予約時に、気兼ねなくこのでかいスーツケースを置けるように、「一番後ろの座席」を確保しておいたのですが。
・・・格納式自転車をでかいバッグに積んで電車に乗る「輪行」の乗客が既に私のシートの後ろに自転車を格納してありました・・・。
自分の荷物が置けないどころか、リクライニングもできないんですが・・・。
幸い、遠距離走行新幹線ということで考慮されていたのでしょう。
デッキ部に大荷物格納用スペースがあったので、そこに荷物を格納しました。
・・・そのために、立ち乗りだった人が一人、体を固定する場所を失ってしまいましたが・・・申し訳ないと思いつつも、どいてもらって荷物を固定。
指定席を取っていても、大荷物の時は始発から乗ることをも考えないとまずいかもしれない・・・と一つここで学びました。
そして新幹線は仙台を出発。
小腹が空いたので、宇都宮駅で買った駅弁をここで食べました。
お値段800円。
栃木県産の野州鶏で作られた駅弁です。
牛丼食べた上の追加晩御飯なので、これで足りました。
もっと早く食べたかったのですが、宇都宮~仙台間は一時間強しか時間が無かったので落ち着かないと思い、仙台の乗り換えを待ったのでした。
さて、5000文字を超えてしまったので次へ。
なんだか、記事書くたびに1000文字づつ増えていっている気がします。