2019年 北海道電車紀行。~8/10編 その4~

さて前回は・・・。

タクシーの運転手さんから教えていただいた、回転すしでお昼を済ませたところからだったでしょうか。

場所は、室蘭駅の目の前となります。

 

ご飯を食べている間に、少し小雨が降ってきました。

地球岬でも振り出しそうでしたが、かろうじて持ちこたえていたものがついに崩れた感じですね。

観光中だけでも振ってこなかっただけ天気には感謝です。

貼れてくれたら最高ですが、こればっかりは・・・ねぇ・・・。

 

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室蘭支線の終点、室蘭駅外観です。

一応時刻表を見て行動してまして。

回転すしを選んだのも、猛烈な空腹に耐えかねていたのと、食事の時間の短縮を兼ねてました。

ウニやイクラは北海道でしか食べないので、一度来たら3回は食べたいと思ってます。

今回は電車という事で、駅からアクセスのよい場所でないとお店にも行けませんので、そういう意味ではこの回転すしは非常に都合がよかったのです。

 

さて、時刻表の件ですが・・・あとはここからは本日の宿がある名寄(なよろ)へ向かうだけとなります。

時間は14時を少し過ぎたところですが・・・距離が距離なので、特急を駆使してももう名寄は真っ暗に日が落ちた跡となりそうです。

 

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確認のための地図、今居るのが室蘭で、目的地が名寄。

地図上では室蘭は乗ってませんが、東室蘭の位置で判断していただいて問題ないです。

(名寄は、旭川からまっすぐ稚内へ向かう茶色表示の宗谷本線の途中にあります。)

地図で見ても距離がすごいですね。

 

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8/10の、東室蘭から名寄への時刻表。

距離にして約350㎞、旭川まで特急を乗っても案の定・・・名寄へは20時過ぎ到着です。

東室蘭で乗り換える特急は始発ではないので自由席では座れない恐れを考えて指定席を選択。

札幌からの特急は始発ですがきっとめっさ並んでいて自由席が取れないと推測をして指定席を選択。

この2種類の特急のチケットを、終点駅でガラガラの室蘭駅の改札前にあった、クレジットカード専用発券機で購入を済ませました。

 

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買った切符です。

 

そして室蘭駅のホームです

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発車5分前位にホームに付いたので、既に汽車は来てました。

電車は安定のキハでした。

(北海道のローカル線で使用されている、ワンマン運転ヂーゼルエンジン駆動で、大体30~40年くらい使われていて、見た目もレトロな上記の写真の車両を指します。鉄道マニアでもないので、電車の型番を指す「キハ」とか言われてもさっぱりわかりませんでしたが、流石に今回の旅行ではローカル線は全部「キハ」だったので覚えました。)

 

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汽車の型番を示す情報。

表示されている「キハ」にも意味があったと記憶してますが、そこまで熱心に知りたいわけでもないので割愛します。

 

東室蘭で鈍行から特急に乗り換えます。

割とせわしなくて、駅のホームの様子ですら写真にとれませんでした orz

次の旅行での宿題です・・・東室蘭駅の写真。

 

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札幌駅に到着。

案の定、札幌はめっさ混んでました。

鈍行に乗る時や、鈍行から降りて駅を出る場合は大体跨線橋を超えないと改札に付けないホームに入線することが多いイメージがあります。

が、特急で札幌について、そこから乗り継ぎで旭川までまた特急で行く場合は、流石に特急→特急乗り継ぎお客様への配慮なのでしょうか、向かいのホームで乗り継ぎができてとても便利でした。

もっとも、札幌駅は跨線橋はなく、下に降りますがエレベーターがあるのでホームを超えることになっても別に困らないんですけどね。

 

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札幌駅ホームに、旭川行の特急が入線。

写真の通り、めちゃくちゃ混んでます。(指定席にしておいてよかった・・・。)

写ってませんが、自由席はホームに上がってくる階段から見て一番遠い、一番前側と一番後ろ側に配置されていて超絶カオスでしたが、残念ながら写真は取れてません。

まあ、あまりほかの人の姿を映すのは避けたいと思っていたので、故意に取りませんでしたけどね。
尚、上記のホームの様子の写真は、身長185㎝で、体系以上に手が長い私が、目いっぱい手を上に伸ばして最高に高い場所でカメラのシャッターを切りました。

多分、2.2~2.3mくらいの位置からの見下ろしだと思います。
そして特急に乗り込みます。
座るシートは指定席でも、でかいスーツケースをしまうスペースは早い者勝ちになりますので、そそくさと乗り込み、さっさとケースを荷物置き場に設置して自分の座席に座りました。

 

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美唄(びばい)駅のホーム。

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砂川(すながわ)駅のホーム。 高速道路である道央道だと、砂川SAがあり、割とお世話になったので「砂川」という地名は覚えてました。

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深川駅。後日ここで降りることになります。(突発で思いついた都合だったので、この時はそんなことはつゆ知らず)

 

そうして、旭川駅に到着です。

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旭川駅。初めて北海道に来た2008年は、まだ旧駅舎でした。(稚内への運賃の写真を撮った時)

 

旭川駅では宗谷本線の鈍行に乗り換えですが、17:55に到着し、18:43に汽車が発車しますので、48分間の待ち時間があります。

この48分で、晩御飯を食べてこようと企みました。

 

旭川の街は、駅から近いところに繁華街があり、レベルの高いラーメン屋さんが結構並んでいるのです。

旭川でNo1との呼び名が高い、梅光軒の本店に突撃を試みました。

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梅光軒の情報です。旭川駅からも割と近い。

 

重たいスーツケースと重たいリュックサックを、600円ロッカーに預け、偉い身軽になって旭川の街へ駆け出しました。

何せ、与えられた時間は48分。

ロッカーに荷物を預けた時点で、3分くらい経過していたと思います。

18:16に出発する汽車に乗り損ねると、次の汽車の出発は、20:06。

名寄への到着は、20:19だったものが、21:01と遅くなります。

何より、この汽車は特急なので、2770円が掛かってしまいます。

その次の、特急ではない鈍行汽車は20:11にありますが、名寄への到着は、21:37。

明日は早朝出発ではないとはいえ、朝食の用意もありますし、今日泊まるホテルは連泊なのでスーツケースを置いて行ける反面、明日持って行く荷物を厳選してリュックサックに入れないといけない作業がありますので、その時間も考えるとできるだけ早く休みたい所。

何としても、18:16に発車する汽車に間に合うように、旭川駅に戻る必要があります。

 

途中に、同じく有名ラーメン屋、山頭火を発見。

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山頭火。ココもおいしいが、関東でも食えるので今日はパス。

 

梅光軒本店は、携帯ナビですぐに見つかりました。

ビルの地下にあるようですね。

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梅光軒 本店入口。

元々の本店は外に構えていたようです。

残念ながら、旭川を通る時はいつも慌しいので、ここでご飯を食べることを想定していなかったため、何も調べてないんですよね・・・。

昔、2輪で初めて旭川に来た時に食べた回転すしは大外れで、「はま寿司の方がまし」レベルの残念なお店だったこともあり、しばらくの間「旭川で御飯は食べない」と決めてました。

今、当時の写真と記憶をたどって「おいしくなかった回転すし屋」の場所を割り出したのですが・・・室蘭で美味しかった「ちょいす」の旭川店になってました。

流石につぶれたようで安心しました。

二度目の時は「当時で旭川No2ラーメン屋」という呼び名の高いお店に行きました。

(お店の名前は一源・・・だった気がしたのですが、ラーメン以外の写真が残っておらず、今サイトで調べてもそういうラーメン屋さんがあった形跡が見当たらず・・・お店の名前は記憶違いの可能性が出てきました。)

 

今日、旭川でラーメンを食べようとしたのも・・・東室蘭を出て時刻表を組み立てた時に初めて決めたという突発なもの。

山頭火とか、候補はあったものの「まだ一度も行ってない旭川No1らしいお店」として梅光軒に白羽の矢が立ったのでした。

通り道に山頭火があるというのも大きいですね。

万が一、梅光軒が休業でも切り替えが利きます。

しかし、普通に営業してましたので梅光軒に入ります。

山頭火は、埼玉県越谷市レイクタウンに支店がありますので、そっちでも食べられるため、他に行きたくて一度も行ったことがないお店が旭川にある限り、きっと行くことはないでしょう。

 

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梅光軒前の看板。

地下に降りてお店に突撃。

めっさ混んでましたが、並んでいたのは3人。

ラーメンを頼んでから出来上がる時間を店員さんに聞き、事情を話してカウンターテーブルに着く前に見切りでオーダーを取ってもらい作ってもらうことに。

並び始めて5分でカウンターに座ることができ、座ってすぐにラーメンができました。

 

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何をオーダーしたか忘れてしまいましたが、多分チャーシュー麺に煮卵追加をしたんだと思います。

家系とはちょっと違う不思議な感じです。

ガツンと塩味もこってりも濃い感じではないですが、上品にまとまっていて人気店である理由を感じることができました。

 

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海外のお客も多かったので、その為でしょうか。どんぶりにはアルファベットでお店の名前がありました。

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勿論漢字も。 どっちかっていうとエムブレムですよねこれ。

無事に18:20前に完食。(口の中は少しやけど気味)

大変美味しかったですが、好みとしては山頭火の方が好きかもしれません。

ですが、ずっと気になっていたお店のラーメンを味わうことができたという意味は非常に大きいです。

旭川に来る度に悶々としてましたので。

回数を重ねたら、また来ることがあるかも。

 

梅光軒を出て、駅に向かって疾走!

乗りたい名寄行きの汽車の出発時間は、18:43!

18:30には旭川駅に到着し、18:12にはスーツケースとリュックサックをロッカーから回収。

18:34には駅のホームに到着しました。

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旭川駅ホーム。到着時は大急ぎだったので写真撮ってませんでした。

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旭川駅ホームです。非常に大きな駅で、駅舎も建て替えられているので立派です。

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宗谷本線を北上する、乗る予定の汽車。安定と寝台のキハでした。

 

本州ほど電車の数が多くないので、当然のように汽車はホームについてました。

そして当然のように満席・・・。

時間も18:30過ぎの良い時間です。

私は(成り行きで追加お休みになった)お盆休みではありますが、まだ第二土曜日。

大都市である旭川で仕事なり、部活なり、買い物なりをして自分の家に帰る・・・そんな時間帯なので、よく考えてみれば混んで当然です。

仕方がないので、でかい荷物は通路に横にして、デッキ部分に立ち乗りすることにしました。

途中下車で人が減って、早く座れるようになることを信じて。

 

18:43、汽車は出発しました。

ここからは名寄までは、デッキに居たことでほとんど撮れず・・・人が減ってからはシートに移りましたが、うっかり眠ってしまったので、旭川を出て3つ目と4つ目の駅を撮ったあとは、もう名寄に到着してました。

汽車に間に合うか・・・の大急ぎでそこそこ走ったのと、おなかもいっぱいになっていたので仕方がない所だと思います。

 

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永山駅。まだ旭川市街地といえる範囲の駅です。

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北永山駅。一つとなりはもう無人のローカル駅ですが、旭川農業高校の最寄り駅(でも学校まで1㎞ある)なので、学生が結構乗ってきました。

 

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名寄駅に到着です。

 

名寄につく頃には、すっかり真っ暗でした。

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乗ってきた汽車。

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名寄駅のホーム。跨線橋の向こうには駅舎と改札が見えます。

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乗ってきた汽車の型番です。

 

さて・・・エレベーターもないシンプルな跨線橋なので、重たい荷物を持って階段を上らないと・・・。

名寄駅から南に向かう時には、跨線橋を超えないで乗れるホームから汽車に乗れることを祈りたい所。

 

名寄は、割と大きな町でして、駅も無人ではありませんでした。

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名寄駅の駅舎。

 

名寄の駅前の道はアーケードになっており、3階以上の建物があまり目立たない低い印象がありながらも、小さい商店が並んでいてそれなりに立派な「駅前商店街」を形成してました。

・・・写真に残してないのでお見せ出来ませんが、駅前に何も建物が無い駅も普通にあったので、それらに比べれば名寄は非常に立派な街であり、大きな駅を持っていると思いました。

 

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経営優先で見た時の、JR北海道の理想的な維持路線図。

そりゃあ・・・この路線図でも名寄は残されている訳ですね。

 

 

・・・ですが!

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名寄駅から1区画東へ移動し、交差点で振り向きました。奥に見える明るい光は、名寄駅です。

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左を向いてみました。

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名寄駅を背に、進行方向を向いてみました。

名寄の街は、既に眠りについておりました・・・。

晩御飯は先ほど、梅光軒で食べてきたので十分ですが、今日泊まるホテルは朝食付きプランを予約することができなかったので、今宵の内に朝ご飯相当のものを確保する必要がありました。

しかし、コンビニも見当たらない。

 

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名寄駅と、グランドホテル藤花と、上記写真を撮った交差点。(赤い印)

私は、駅からまっすぐ東に抜け、国道40号を北に折れて宿に向かうつもりでした。

地図左上・・・名寄の駅から10の方角にピンク色で表示されている「グランドホテル藤花(ふじか


)」が、本日の宿です。

実は、私がたどったルートだと、実はコンビニも空いているお店も無いという酷い道だったのです。

一度ホテルについて荷物を置いてからさまよって分かったのですが・・・。

地図にもちらっとマークが出てますけど、私が通った駅前の道の一本北側の道を東にたどると、すぐにローソンがあり・・・地図には表示がありませんが、国道40号手前にはセブンイレブンもあったのです。

 

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グランドホテル藤花。写真はチェックアウトをした、8/12朝に撮影したものです。

 

一度チェックインして荷物を置き、身軽になってお店を探し、セブンイレブンを見つけて晩御飯を買いました。

意気揚々戻ってきて、「フロントでお店の事聞けばよかったんぢゃ?」と気が付いたのは内緒の話です。

 

グランドホテルを名乗るだけあってきれいで広かったです。

ただ、私が利用したのは別館であり、フロントやエントランスがある本館からはそこそこ歩く必要があったのがちょっと面倒でした。

案内の看板はきっちりと表示されていて迷うことはありませんでしたが。

 

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小ぎれいにまとまった部屋。過不足なくすべてが揃っていて、不満はたった一つでした。

部屋にたどり着いてショックなことが一つ。

接地されているTVが壁掛けになっていて、HDMIケーブルを接続してモニターとして活用するつもりだった私の目論見が崩れてしまったのです。

(写真の左側の壁に設置されてます。L字型コネクターHDMI端子でもないと接続できないほど、背面が壁に近い形で設置されてました。)

 

持参したPS4を繋いで、オンデマンド放送を楽しむとか、ゲームをするとか、そういう楽しみが絶たれてしまいました・・・しかもここは2連泊。

・・・無念。

今度からはモバイルモニターも持参しろということですね?(Y/y)

 

・・・まあ、くたくたすぎて、お風呂入ったらすぐに寝てしまったのでTVにHDMIケーブルがつなげられないとか、まったく関係なかったんですけどね。

確か、就寝は22:30位だったかと。

寝るときはいつも、KindlePaperで読書をしますが、朝起きてみたら1ページも進んでませんでした。

 

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7階から見下ろす、夜の名寄の街。(北方面)

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翌朝・・・8/11の写真ですが、同じ景色を朝にも撮ってみました。

 

6000文字を突破しましたし、一日が終わりましたので次へ続きます。